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ファンタジー“The Light and Color Granny”を、ぜひご覧ください!

山櫻會会員の皆さま今日は。お久しぶりです。小学校74期、中高茨木17期の鵜飼隆です。姉(73期)妹(76期)そして弟(78期)の4人が連れ立ち、当時の大阪市電で追手門学院小学校に通ったことがとても懐かしく思い出されます。「市内B班」という通学地域だったと記憶しています。高校ではブラスバンド部の部長や自治会の副会長を経験しました。
大学は関西大学に進み、以後、公立高校の教員、企業広報プランナーなどを経て、現在テレビ放送グラフィックス専業の有限会社タイトルアートという会社を経営しています。
プランナー時代は、堺屋太一先生の東京オフィス兼ご自宅の玄関番や、中内功さんのダイエーグループ各社の広報のお手伝いをさせて頂きました。
また、平成24(2012)年3月、高校同級生で中山寺長老の村主康瑞君のお手伝いをして、西国三十三所観音霊場が東日本大震災物故者慰霊と災害復興祈願のために宮城県仙台市郊外で催された平成の東北出開帳の事務局をさせて頂いたことが、追手門学院卒業生として頂いたご縁の、またプランナーとしての一番の思い出となっています。
プランナー駆け出しの頃、グラフィックスデザイナーが、青・赤・黄・黒の4色を掛け合わせて、印刷物の色指定をすることを知り驚かされました。
この時の驚きが、今回、山櫻會会報誌上でご紹介させて頂く、色使い魔女“色ばっば”が、3人の家来たちをこき使って世界征服を目論むファンタジー『光と色ばっば』着想のヒントになりました。
色ばっばの野望は“光”との邂逅により潰えますが、これを通して色ばっばは光の一族に生まれ変わり、宇宙を地球を海を大地を、水も空気も動物も植物も鉱物も、あらゆるものを生き生きと輝く本来の姿に立ち返らせ、生きとし生ける皆とともに光の世界に塗り替えて行く、という物語です。
その英語版の“The Light and Color Granny”をユーチューブにて、ぜひご覧頂きたく追手門学院同窓の皆さまにお願い申し上げます。

鵜飼 隆(小74期・中高17期)

光と色ばっば企画の意図:絵の具の3原色(赤・青・黄)+黒色の掛け合わせでたくさんの色が表現できることの不思議さを、童話をとおして子どもたちと子ども心の旺盛な大人たちに伝えます。

童話の骨格:色の魔法によって世界支配をたくらむ老婆「色ばっば(色の魔術師にして■黒色使い)」とその3人の色家来(あかだーゆ あおたーた きろきろりん)対、農業王国の桃太王子と勇敢な少女戦士かんなとその友達の小鳥のひらりんたちが織りなす童話活劇です。
原作『光と色ばっば』は平成25年7月に出版。その英訳版 ‟The Light and Color Granny” を平成29年6月にYou Tube上で公開しました。
URL:https://www.youtube.com/watch?v=RNYjdgxVHSQ

物語のプロット(案)
いっひっひっひ いっひっひっひっ 不気味な低い笑い声を立てながら両手で持つ木の柄杓で、3つの色原料入りの大きな壺をかき回す1人の老婆色ばっば。その周りに、それぞれの持ち分の色原料入りの缶を抱えて忙しく立ち働く3人の色家来。
すべての物に色を着けることで世界を支配するのは自分だと、勝手に思い込んでいる色ばっばは、3人の色家来に配合分量を厳しく命じ、自分自身も黒色の色原料を配分しながら、次々といろいろな物に色を着けています。色ばっばの口元から自分で着色した金歯がのぞいています。色ばっばの家は金銀赤黄・・・の派手な色使い。でも、作業場は暗くて異臭悪臭ふんぷんです。
色ばっばは、地球儀の緑の部分を茶色にすると、実際のそこの土地が砂漠になってひからびてしまう、というものすごい力ももっています。白熊を灰色に変えてグリズリーにしたり、真っ黒のリンゴを作ることなどお茶の子さいさい、朝飯前。一番の得意技は、色を抜いて透明にしてしまう「忍法色取りの術」。この術をかけられると透明になってしまい、お母さん、お父さんや友達からも見えなくなってしまい、とても寂しくなってしまうこと。
以下、どうぞご一読またはユーチューブでご視聴ください。