山桜会からのお知らせ , 総会・新年会

2025年度卒業生フェスタ開催報告

2025年6月22日
2025年度卒業生フェスタ実行委員長
森川晴一朗(茨木中35期・高55期)

2025年度の卒業生フェスタは山桜会110周年を来年に控え、また評議員任期3年の最終年度として各委員長をはじめ委員会が集大成として締めくくる大切な1年のスタートでした。
テーマを「伝統から未来へ」とし、「温故知新の精神を胸に不易流行の考え方で110周年記念式典を迎えられるように」という想いを持って取り組んでまいりました。
総会では新たな取り組みとして林会長の年度方針の下、松井副会長が昨年の活動報告として各委員会、各同好会、各種取り組みをわかりやすく報告し、新年度の活動計画を坂井副会長が前年度の連続性が理解できる分かりやすい内容でご発表いただき、テンポと連帯感が心地よい議案発表が行われました。
また林会長から2026年山桜会110周年に向けた記念行事と記念式典に向けた新たな小委員会の発足の発表もあり、力強いリーダーシップの下、盛大な会が催される予感にわくわく感あふれる総会となりました。

総会後の特別講演会では、2007年に人の細胞で成功したiPS細胞研究の山中伸弥教授の下、研究初期から共同研究を行い、論文の著者の一人として名前を連ねた小学校107期の田邊剛士様にサンフランシスコからお越しいただき、追手門学院での思い出やiPS細胞の研究段階の秘話、また田邊様が研究者の道ではなく、実用化、産業化を目指し、アントレプレナーとしてご活躍されるまでの道のりを同窓のよしみから普段は話されない内容もオープンに講演をいただきました。
その中でも「医学は薬草の時代から低分子医薬品、高分子医薬品と進化発展してきて、現代は細胞が医薬の最前線である。」というお話しに最前線で活躍されている方の見地や視座の高さを感じると共に、未来に対する躍動を実感することができました。
山桜会には世の中で輝かしい功績を残されている方が多くおられますが、同世代の田邊様のお話は、格別な刺激となりました。

田邊様の「未来の技術や世界観」に対しまして、今年は茨木31期の田中美香様の日本の伝統楽器「箏」の音色で懇親会&40歳同窓会のスタートを飾っていただきました。
独奏の箏の音色は心地よく、今年度の「伝統から未来へ」というテーマを際立たせてくれる演奏で、和やかな懇親会&同窓会になったと皆さん喜んでおられました。
来賓、理事、評議員の皆様の親睦と40歳同窓会の担任の先生方と卒業生の皆様の思い出話を伺っているとあっという間の90分で、最後は岸本副会長の音頭で山桜会伝統の大阪締めで中締めをさせていただきました。
総会、講演会、懇親会&同窓会と進むに連れて、30代から90代までが一堂に会し、追手門学院という共通点でつながりを実感できる時間と場を目の当たりにして、沸々と感謝の念がこみあげてきました。
来年は110周年記念式典です。ぜひお手元の手帳の2026年6月28日(日)の欄に「山桜会110周年記念式典」とお書きいただき、ご参加いただけます様、お願い申し上げます。

末尾になりましたが、2025年度卒業生フェスタにご尽力賜りました、皆々様に感謝を申し上げて、開催報告とさせていただきます。ありがとうございました。

以上