卒業生のみなさん、こんにちは。お元気で過ごされていますか?
私は今、118期2年い組の担任をしています。
私学の良さの一つに、卒業しても深く長くお付き合いが続き、いつ訪ねても恩師がそこに居られる、というのがあると思います。5月25日(土)、卒業生でもあります私は、追手門学院90期生ろ組の同窓会に出席し、それを実感してきました。
今回、同窓会の幹事をしてくれた現保護者でもある2人が、私に同窓会をしようと思うと教えてくれたのが今年の3月。その時には、住所が変わっている人も多いだろうから、夏休みぐらいになるかなと言っていたのですが、私たちには強い味方がありました。山桜会の名簿です。その後、幹事さんたちの努力もあって、住所の分からないのは1人とゆうことになり、動き始めてからわずか3ヶ月足らずで、同窓会開催にこぎつけてくれました。
午前10時に17名が学校に集合し、5・6年の担任の先生であられる伊勢田教頭先生に、校舎の案内をしていただきました。みんな、校舎の素晴らしさに感心していました。
その後、場所をホテルニュー・オータニに移しまし、まず、平成4年に不慮の事故で亡くなった広川君に黙祷を捧げました。伊勢田先生にご挨拶をいただき、瀬崎先生と吉田先生からいただいたメッセージの紹介をし、24名で食事をしながら昔話に花を咲かせました。
私たちのクラスは、卒業時に2つのタイムカプセルを作っていました。1つは卒業の10年後に、もう1つは30年後に開封するものです。「10年後」の方は、以前の同窓会で開けました。今回の同窓会は、卒業24年目なのですが、集まりが良かったので「30年後」の方を開封する事になりました。この2つのタイムカプセルは、伊勢田先生が改築のためのお引越しの間も、ずっとご自宅で大切に保管して下さっていたものです。
ダンボールには、クラス全員の寄せ書きと共に、6年生だった自分からのプレゼントが入っていました。赤帽を入れていた者、筆箱を入れていた者、新聞を入れた者、写真を入れた者、林間のお土産を入れていた者。そして、自分への手紙には、当時の現状や夢、30年後の自分に対する希望が書かれてありました。小学校時代の夢を叶えた者、理想と違った者、いろいろいましたが、そこには、少しのかび臭さと共になんとも言えない甘い空気が流れ、場の雰囲気も一気に和み、その後閉会まで大いに盛り上がりました。
今回の同窓会で、私自身、追手門で育ててもらえたことに感謝し、普段の忙しさについつい忘れかけていた、追手門学院小学校に勤めることができた喜びを再び思い出す事ができました。
幹事さんをする人は、大変かもしれませんが、皆さんも是非、同窓会を開いてください。懐かしさに浸るだけで無く、人生の中での自分の位置を確認でき、明日への思いが湧いて来ると思います。我々90期生は、次ぎに学年同窓会をしようと、ろ組の新幹事を決定しました。90期生のい組・は組の方で、幹事を引き受けてくださる方は、是非、ご一報下さい。お待ちしています。
2002年10月16日