追手門学院中高等学校に勤めて早25年が経ちました。追高27期生の高2の物理を初めて教えた時の事が今でも強く印象に残っています。担任としては、29期生が初めてで無我夢中で戸惑うことも多かったですが、何とか卒業させた時の事が楽しくほろ苦く思い出されます。その年に生まれた息子もこの4月には大学4年生になります。私も白髪が増えるはずです。そして、32期、36期、40期、44期、47期、49期を卒業させ、今年度は52期の高1の担任を終えようとしています。
振り返ると、私も今までに、かなりの数の卒業生を出してきたことになりますが、卒業生の皆さん元気にやっておられますか。私は昨年度から物理だけでなく化学も担当しています。かなりの時期(20数年)、化学から離れていましたが、若いときに懸命にやったことはすぐに思い出せるものだと思いました。また、今年度の夏にコンピュータルームが出来て、コンピュータを使った情報教育も出来るようになりました。とりあえずは中学生の技術家庭の中の情報基礎で使っています。ホームページの作成や簡単なロボットのコントロールプログラムなどもさせています。いつも我先にとコンピュータルームにやってきます。新しい事に対する興味は若い者ほど強いのだと思います。再来年度からは高校でも”情報”の科目が必修になるので、そのための準備の方も忙しくなりそうです。
是非皆さんも、自分の得意とすることに磨きをかけ、自信を持って頑張っていってほしいと思います。そして、ときに追高を思い出すことがあったら、遠慮なく”母校”に顔を出してください。多少校舎等雰囲気が変わっていても、懐かしい顔ぶれがまだ何人も残っています。一寸昔話等をして元気な高校の時の事を思い出し、お互いにエネルギーを与えあえるかもしれません。再会を楽しみにしています。(写真も添えるように言われましたが、それは会ってのお楽しみにします。)
2002年8月23日