恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

追手門学院中高等学校  米田 弥和

追手門学院中高等学校  米田 弥和

追手門学院中高等学校  米田 弥和

2年間担任した50期生が先日卒業式を迎えました。担任としては既に3回の卒業生を送り出していますが、皆さん元気にしていますか?

50期はコース制が最初に導入された学年で、それに伴い授業や行事のあり方等が大きく変化しました。生徒たちの進路目標の達成を第一に考え、そのために教科指導に重点をおく指導をしてきました。既にほとんどの結果が出ている推薦入試では、ここ数年で最も高い合格率(37%)を残しています。1月19・20日に実施されたセンター試験では、科目別平均点偏差値が国語ⅠⅡ・数学ⅠA数学ⅡB・英語・日本史B・地理B・現代社会・物理B・化学B・生物Bで軒並み上昇しており、全体の平均点偏差値(800点型)も昨年度比で6ポイントも上昇しています。続く51・52期生も11月の全国模試で大躍進しており、今後が楽しみな状況になっています。

学習や進学の話題が先行しましたが、追手門の教育で大切にされてきたHR活動・自治会活動は健在です。今年度の学校祭は3年生の参加部門こそ減りましたが、2年生を中心に準備を進め、無事に終えることができました。ファイナルステージでの7役員・パート長たちの満足気な表情が印象的でしたし、ラブインに参加した3年生たちもステージに上がって、高校生活最後の学校祭を精一杯楽しんでいるようでした。

学校改革により一見様変わりしたかのように見える追高ですが、生徒同士のつながりと自主性を重視する教育は変わっていません。卒業生の皆様もお忙しいとは存じますが、ぜひ母校を訪れていただき、後輩たちの姿をご覧いただけたらと思います。

最後になりましたが、皆様のご健勝とご活躍を心より願っております。

2002年3月7日