スペシャルゲスト ブルーノ・プラティコ
ピアノ:ステファノ・コンティツェッロ
来る6月5日(月)紀尾井ホールに於きましてボローニャ歌劇場ノバリトン歌手、ブルーノ・プラティコさんをお迎えして「素敵なブッファの夕べ」を開催させていただく事になりました。
現在人気・実力とも世界の第一人者である、彼の得意とするオペラ・ブッファのアリアと二重唱の数々をぜひ皆様にもお楽しみいただければ幸いに存じます。
西山 恵子
推薦文
西山恵子さんは追手門学院小学校昭和29年卒業で、現在も東京山桜会役員会の中心的メンバーである。大阪学(芸大学現在教育大学)特設音楽課程声楽科・同専攻科を経て、数々のオペラに出演し古典歌曲を得意としたソプラノ歌手であるが、宗教曲にも意欲的でカンタータやミサ曲のコンサートにも出演し、1994年からは「イタリアの風を歌う仲間たち」に参加して、近代・現代の歌曲にも積極的に取り組んでおり、今も毎年のようにイタリアを訪ねて修行を重ねておられる。
1979年来東京をはじめ大阪各地でリサイタル、コンサートなど演奏活動を行っており、私も度々その熱演を拝聴しているが、毎回彼女の円熟味の増した堂々たる歌声に魅せられている。2004年にはCD「TESORO」を世に問うて、各方面で高い評価を受けている曲である。
また、西山さんは東京山桜会の総会の折には第2部懇親会の名司会役で、出席者のスピーチを上手にアレンジし、時に歌唱指導をしたり、或いは得意の独唱で総会に華を添えたりして、東京山桜会には欠かせない存在でもある。
今回、ご縁があり名バリトンBruno Pratico氏の応援を得て、ロッシーニ主体のリサイタルを来る6月5日(月)午後7時から紀尾井ホール(上智大学の南隣、ホテル・ニューオータニの北西側)で開催されるが、東京山桜会もこれを後援しているので、東京山桜会の会員は勿論、各地の山桜会メンバーのご来聴を切に願う次第である。
東京山桜会会長 三宅 彰
開催日 2006年6月5日(月) 午後7時開演
会 場 紀尾井ホール 東京都千代田区紀尾井町6-5 Tel:03-5276-4500
http://www.kioi-hall.or.jp/ (別ウインドで開きます)
料 金 指定席 5,000円 自由席 4,000円 (発売開始2006年1月10日)
チケット取扱 チケットぴあ Tel:0570-02-9990 (一部携帯とPHPから利用不可)
紀尾井ホールチケットセンター Tel:03-3237-0061
東京文化会館チケットサービス Tel:03-5815-5452
予約・お問い合せ ゼール音楽事務所 Tel:03-3995-5221 Fax:03-3995-1437
E-mal:zele@iris.ocn.ne.jp Url http://bsn.bbzone.net/zele/(別ウインドで開きます)
後 援 日本演奏連盟・(財)東京二期会・大阪楽友協会・東京山桜会
ブルーノ・プラティコのこと 千代田 昌弘(日本ロッシーニ協会幹事)
ブルーノ・プラティコは現代最大最高のバッソ・プッファである。フェルナンド・コレーナ、エンツォ・ダーラという二人の巨人を引き継いで、それを現代によみがえらせている人は他にない。その練達の至芸は、時に皮肉だっぷり、時に諧謔を交えて甘ずっぱく人に迫り飽きることがない。すでにロッシーニ・フェスティヴァルで毎年実証済みである。しかもチェネレントラのドン・マニフィコは名演として評価高く二回連続して上演されてた。その至芸をついに聞くことができる。
西山 恵子(ソプラノ)KEIKO NISHIYAMA
大阪学芸大学(現在教育大学)特設音楽課程声楽家卒業。同専攻科修了。NHK洋楽オーディション合格。オペラ「ラ・ボエーム」のムゼッタでデビュー。「泥棒とオールドミス」レティーシャ、「ヘンゼルとグレーテル」、「フィガロの結婚」スザンナ、「コシ・ファン・トゥッテ」デスピーナ、「カイロの鵞鳥」ラヴィーナ、「まことの貞操」男爵夫人、「椿姫」等のオペラに出演。古典歌曲を得意とし、又宗教曲に意欲的であり、ヴィヴァルディ、ペルゴレージ、バッハ、スカルラッティ、レオナルド・レオ、モーツァルト、シューベルト等のカンタータやミサ曲のコンサートに出演。又1994年より「イタリアの風を歌う仲間達」に参加し、近代現代の歌曲にも積極的に取り組んでいる。
1979年より東京をはじめ大阪各地でリサイタル、コンサート等演奏活動を行い、1990年<ロッシーニを歌う>文化庁芸術祭参加、1994年<バロックからベルカントの響き>を呉恵珠、ヴィンチェンツォ・スカレーラ、ヴェリア・デ・ヴィータ氏の伴奏で行い好評を博した。昨年「TESORO」のタイトルでCDをリリース、高い評価を受けている。
現在二期会会員。
ブルーノ・プラティコ(バリトン)BRUNO PRATICO
イタリア・アオスタに生まれる。スカラ座デビューは、クライディオ・アバド指揮でのロッシーニの「アルジェのイタリア女」のムスタファ役と「セヴィリアの理髪師」の医師バルトロ役。彼は、イタリア国内ならびに海外の主要な全てのオペラ・ハウスで歌っており、なかでもヴェルディの「ファルスタッフ」やドニゼッティの「ドン・パスクアーレ」の両タイトル・ロール、「愛の妙薬」のドゥルカマーラ、ロッシーニの「チェネレントラ」のドン・マニフィコ男爵、「セヴィリアの理髪師」の医師バルトロとフィガロなどの役では、高い評価を受けている。ブルーノ・プラティコは、1998年、そのドン・マニフィコ男爵役の歌唱に対して、「ロッシーニ金賞」を与えられた。
2002年5月にはボローニャ歌劇場の日本公演「セヴィリアの理髪師」でバルトロを歌い大喝采を浴びる。
2005年、ロッシーニフェスティバル「新聞」のポンポニーノ、ローマ歌劇場で「セヴィリアの理髪師」のバルトロを演じたほかヨーロッパ各地、世界の歌劇場に出演。
2006年1月2月、ロンドン、又ボローニャ歌劇場にて「セヴィリアの理髪師」のバルトロを歌う。
ステファノ・コンティツェッロ(ピアノ) STEFNO CONTICERRO
ファラーラ音楽院を首席で卒業。古典音楽にも興味を持ち、チェンバロでディプロマを取得。1991年よりボローニャ歌劇場でアッバド、ムーティー、シャイー、シノーポリ等の指揮者の元でコレペティを努める。
1993年、ボローニャ歌劇場引越公演で日本来日。またフレー二、カレーラス、カヴァイヴァンスカ等数多くの歌手達のコンサートの伴奏を努める。
2006.04.2