恩師のいま , 茨木中・高等学校

恩師のいま 〜 薗村栄子先生(茨木中高)

学校とはすっかり離れ、今は老猫との静かな暮らしです。かつての職場の仲間や卒業生の人たちとの旧交は温めてきましたが、現在のコロナ禍にあって、楽しみにしていた旅行や会食の機会はおあずけです。家にいて、色鉛筆画やパステル画を始めていたのも幸いして、ゆったりとした時間を過ごせています。追手門でデコやアトラク、特活で使っていた道具類が今ごろになっても役立っているのは嬉しいことです。ステイホームのおかげで、スカイプの使い方を知り、海外にできた友人とオンラインで話すようにもなりました。フリートークが結構楽しく、英語に親しんでいてよかったと思っています。また、気の合う隣人との毎日の散歩は体力維持といい気晴らしになっています。

 それにしても、大変な世の中になってきました。コロナ等の騒ぎの陰で、人のつながりが薄れ、伝統や文化が薄まるのではないかと心配です。

最近、感じることですが、テレビや新聞だけでは正しい情報が得られないこと、言論の自由が極度になくなってきていること、フェイクと真実を見分ける目をもつことの必要性など、今まで考えても来なかったことに直面して唖然としています。コロナ禍等の異常な報道の陰で何かが進んでいる? 今まで平和で安定していると思っていた生活はなくなり、大変な事態に追い込まれる人々も出てきました。今回の流行り病、ワクチン、米大統領選の混迷等を通じてたくさんのことを考えさせられます。報道や数字を鵜呑みにするのでなく、自分自身で正しい見方をさぐり、自分の立ち位置と、せめて真実が知りたい、という気持ちになったのも、今回与えられた自粛時間からです。

 このような世の中になっても、昔の懐かしい繋がりは私たちにとっては本当に大切なものです。長い時間をかけて培っていたホームルーム活動もかけがえのない経験でした。久しぶりに昔の若いころの笑顔に再会することで、日ごろのストレスから解放される瞬間が訪れるかもしれません。

私も皆さんとの思いがけない再会を楽しみにしつつ、もうしばらくは元気でいようと思います。

                         2021.1.31  薗村栄子