松下 智浩(茨高32期)
私は高校時代の3年間を追手門学院で過ごしました。
友人に誘われてクラブ活動はラグビー部に入部し、毎日傷だらけになりボールを追いかけてました。
関西大倉高校や浪商高校とよく練習試合を行ったのですが最初の頃は全く歯が立たず負けてばかりでしたが、石川先生と本間先生の熱心な指導を受け3年生の頃には拮抗したゲームができるまでチーム力が上がりました。試合をするのが楽しくて勉強をさぼって練習ばかりしていた3年間でした。
ラグビーの面白さに魅了された私は「満員の国立競技場で試合がしたい」と強く思うようになり、浪人して明治大学に進学しラグビー部の門を叩きました。しかしそこは全国から優秀な選手が集まっており自分のプレーが全く通用せず「全国レベルの奴らは凄い」と格の違いを痛感させられました。レギュラーには全く手が届きませんでしたが4年間努力を続け貴重な経験を積むことができました。
明大ラグビー部には「前へ」という不変のスローガンがあります。これは故北島監督が長きにわたり学生に伝えてきた言葉ですが、「ボールを持ったら相手ゴールに最短距離で進め。逃げたりためらったりせず、何事にも正面から立ち向かい挑戦せよ」という教えです。ラグビーだけでなく人間として大きく成長するうえでこの言葉は私の財産となっています。
今は東京六本木にある銀行の支店に勤務しています。昨年から続くコロナ過において銀行にも大きな変革が求められておりキャッシュレス取引の推進やリモート・デジタルを活用した取引推進などお客さまに案内しています。
しばらくは我慢の日々が続きますが今まで以上に安全・安心して金融サービスが提供できるよう「前へ」の精神で頑張って参ります。
(左側が松下さん)