コラム , 恩師のいま , 茨木中・高等学校

恩師のいま 〜 保健室・大西幸栄先生(茨木中高)

"思いは同じ"

大西幸栄

卒業生の皆様、お元気でお過ごしでしょうか?

2019年以降、コロナ禍で生活様式もかわってきています。

ここ数年、特に健康の大切さが重要視され、自分の体は自分で守り健康に生きる力が必要とされています。

私は、2019年3月安威の校舎と共に追手門学院を退職致しました。

2018年6月18日午前7時58分大阪府北摂地震により安威の管理棟の校舎2・3階はダメージを受けて使用できなくなり、校舎の倒壊も心配され、保健室も利用できなくなりました。

2019年4月からは総持寺のキャンパスの移転も決まってますが、長年過ごした校舎での思い出等に浸る日にちもままならず校舎の解体が迫る中、2018年7月28日に校舎惜別の会が企画されて、当日各期から多くの卒業生にお会いする事が出来ました。

短い時間でしたが懐かしい顔ぶれに昔の話や今の状況等を話せる時間が出来て追手門ファミリーを感じさせる時間でした。もっと多くの卒業生とお会いしたかったです。

突然の企画で知らなかった卒業生の方や時間の折り合いがつかず参加できなかった人達も多かったのではないでしょうか?思い出多い安威の地、時計塔や中庭の桜や藤棚、その横になぜか郵便ポストがあり自然溢れる環境でしたね。懐かしい時間を経て、会もお開きになりスクールバスが出ていき見送った後、私は保健室に戻りました。

え?保健室の壁や窓ガラスに卒業生からのメッセージがありびっくりです。

追手門最高・追手門大好き・保健室ありがとうなど多くのメッセージ書いてありました。

一目見たら荒れた学校のように、書き残されていたんです。

そのメッセージを見て、嬉しかった。そして、この学校に勤め皆さんに出会い、過ごせた事が幸せで感謝の思いで一杯です。皆さんありがとう!

私は、初めて追手門の保健室に来た時、なんて素敵な保健室なんだろう!の思いから始まり

窓から見える四季の木々の季節感、東と西にドアがあり朝の太陽の日差しと通り抜ける風、教室塔に近く生徒との距離感の良さ、夏は涼しく冬は暖かい環境の良さ最高の保健室でした。

毎日ドラマのような日常で、喜怒哀楽の大きい保健室です。

そんな保健室が大好きで、追手門学院で皆さんと知り合えて過ごせた時間は最高でした。

ありがとう!の感謝です。

皆さん お元気でお過ごしください

2021年7月26日