大手前中高を退職して21年が過ぎようとしています。オフのゆったりした生活に慣れ、好きな料理をしたり、庭の木の剪定をしたり、アーティストのライブに行ったりと気ままに過ごしています。とはいっても通院の回数は増えましたが元気にしています。高校から本校に入った娘の家族とは同居、孫が3人いて一番上の孫は今年からもう大学生です。娘とは本校の話でよく盛り上がります。
本校には昭和49年より29年奉職。奉職1年目の春休みには学院全体のハワイ研修があり、未熟ながら訪問校での挨拶のスピーチを担当したことを覚えています。最初の海外研修の引率でした。
本校の魅力は大坂城に隣接する立地の良さと中高一貫で培われた生徒・保護者・教職員の連繋の強さであると思います。山桜会という校友会組織も学院の絆の象徴として退職後も卒業生との繋がりを維持してくれています。令和4年11月には29期の還暦同窓会に出席、西浦教頭先生(当時)の案内で校内見学もしました。令和5年6月には山桜会総会後の50期の40歳同窓会に出席、時を経、校舎が新しくなっても変わらない絆があると感じました。久々の校歌斉唱に感涙しました。
国際教育部の任に就いてからオーストラリアの提携校やアジア圏の学校の受け入れ、時にはブルガリアの舞踊団の受け入れなど保護者の方々には惜しみない協力を賜り、企画を成功に運ぶことができました。本校でなくてはできない貴重な体験をさせていただいたことに感謝の気持でいっぱいです。
クラブでは、英語部、漫研の顧問を引き受け、今もメンバーの何人かとは連絡を取りあっています。
卒業生の皆さん、素晴らしい母校を後ろ楯にして様々な分野で活躍されることを願っています。
大井洋子(大手前中高・1974年4月~2003年3月在職)