平成22年度山桜会定時総会報告
平成22年度総会実行委員会
委員長 香 山 恭 慶 (小83、大中高26期)
平成平成22年6月27日(日)大阪城天守閣を一望する追手門学院大阪城スクエア・大手前ホールにおいて平成22年度山桜会定時総会を開催しました。
総会は、小川真史氏(小106、大中高49期)の司会進行役のもと、山桜会会長川原俊明氏(小71、大中高14期)の鳴らす号鐘を合図にスタートしました。会長をはじめとする各役員からの事業報告・事業計画の報告があり、全議案につき議場からの異議もなく円滑な議事内容となりました。
そして総会終了後には、追手門学院の竜田邦明学院長に講師をお願いして「知識を知恵に」と題する特別講演会を開催しました。学院長は、本学院の卒業生(小64、大中高7期)で、現在は、早稲田大学の高等研究所所長および理工学術院教授の要職に就かれています。また英国ケンブリッヂ大学・オックスフォード大学、フランス・パリ大学の客員教授を歴任され、ノーベル賞の選考委員を務められたご経験もあります。そして先年日本学士院賞をご受賞された日本を代表する化学者のおひとりです。
この講演会で先生は、ご専門の「天然物有機化学・有機合成化学」の研究がどのように最先端の治療薬開発に役立っているのかという具体的事象を解説されるとともに、世の中の様々な事について幅広い関心を持ち、集積した「知識」を「知恵」に転換して社会の為に利用することの大切さを、我々に判り易い語り口調で説明していただきました。これは、まさに本学院の建学の理念である、「独立自彊・社会有為」の教えそのものであり、その具体的実践方法を教えていただいた気がしました。
そしてその後、懇親パーティーを同ホールで開催いたしましたが、今回新しい趣向として、「40歳同窓会」を同時開催しました。これは、今年40歳になる小・中・高校卒業生の山桜会正会員の皆さん(小94期、大中高37期、茨中17期、茨高37期)を山桜会がお招きして学年全体の同窓会の場を提供するというもので、この呼びかけに応じて対象卒年の皆さん46名の参加がありました。最終学年の担任の先生方もご出席いただき、久しぶりに集う同級生同士、話が尽きることはありませんでした。この懇親パーティ-には総勢161名の参加者を数え、参加者の年齢・卒業校の違いを感じることなくオール追手門の集いとして例年以上に華やかにそして賑やかなものとなったと感じました。
また最後には秋山陽彦氏(小59・中2)のリードによる偕行社附属小学校校歌と追手門学院歌を高らかに斉唱してお開きとなりました。
最後になりましたが、本催事にご参加いただいたご来賓、会員の皆様、事前準備と当日の運営にご尽力いただいた山桜会スタッフの皆様そして当日会場を快く提供していただいた追手門学院事務局には心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。