岸田 祐和(茨高34期)
私は大阪経済大学の職員として、学生の将来に関わる進路支援部で働いています。学生の資格取得やインターンシップのサポート、そして何よりも就職支援が大きな割合を占めています。新型コロナウイルスが騒がれだした2020年2月は、当時の3年生が就職活動を本格化する時期であり、学生の相談が増えつつイベントの準備に追われていました。採用担当者の出張禁止に伴い規模を縮小したり、就職ナビ主催の会社説明会が中止されたりと、学生の不安を煽る情報ばかりが増えてきました。学生の安全と就職支援を天秤にかけながら、最終的にはマスク・手指消毒・換気をして最大限の注意をはらってイベントを開催しました。
その後、卒業式と入学式の式典が中止、新学期はオンライン授業となりました。例年なら学生で溢れかえるキャンパスが閑散とし、許可された少数の学生しかおらずとても寂しい気持ちでした。学生の相談対応はオンラインと対面を併用し、ガイダンスなどはオンラインに切り替えながら支援を継続しました。コロナ禍の大変な就職活動を乗り越えた学生、内定取消にあった学生など、悲喜こもごもの年でした。
現在は、2022年3月に卒業する学生の就職支援をしています。アクリル板越しの面談が終わる都度、アルコール消毒をしています。また継続してオンラインでの面談もしています。これからも決して学生が一人で悩まないように学生に寄り添っていきたいと思います。
時々、追高出身者の学生に面談で出会うことがあります。OBであることに驚かれ、34期であることを伝えるとさらにびっくりされます。特別扱いはできませんが、心の底から頑張ってほしいと応援しています。
皆様にコロナ禍の大学の現状を少しでも知っていただければと思い、今回の依頼を引き受けました。貴重な機会を作ってくれた同期の竹内君に感謝します。
(大阪経済大学職員)
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