清原憲一 (茨中9 期・茨高30 期)
私は追手門学院中学茨木学舎の 9 期生でした。中学 2 年の終わりの春休みにその当時2年に一度行われていたハワイ研修旅行に参 加する機会がありました。1976 年の日本はまだバブル経済前の高度経済成長期の真只中にありましたが、その当時のハワイは日本よ り色々な面で刺激的なところが多く見られました。 ハワイ研修中ワイキキ近くにある姉妹校のカイムキ高校への訪問と現地の学生との交流には大変衝撃を受けました。それがきっかけ でその後追手門高校 2 年の時一年休学してオハイオ州の公立高校に留学することとなりました。留学後復学して追手門高校を卒業し 再びすぐに米国の中西部にある州立アイオワ大学と大学院で学ぶこととなりました。 卒業後テキサス州の日系企業、カリフォルニア州の米系企業などで働く機会を得、その頃経営学修士を習得することもできました。 すでに米国本土生活も 20 年近く経った頃ハワイの友人よりハワイ大学での国際関係の仕事の話をもらい以前から住んでみたかった ハワイに移住することとなりました。その後リスキリングとしてハワイ大学の教育学で学び博士号を習得することもできました。 今年還暦を迎えハワイ大学やハワイ東海大学で観光業や異文化間コミュニケーション学の教鞭をとる傍ら、ハワイでビジネスを起こ されたい日本企業へのコンサルティングを行ったりもしています。追中時代のハワイ研修からもうすぐ 50 年が経とうとしています。 そのハワイやアメリカ生活では色々な有意義な経験をさせてもらって良かったと思います。現在は東ヨーロッパ出身の家内と猫三匹 とで毎日を有意義に過ごしています。人生 100 年といわれますが今後も新しい機会に挑戦していくことが大切だと感じています。