このたび、大阪偕行社附属小学校が発行していた教育に関する月刊雑誌『教育月報』(8ページ~14ページの冊子)を学院志研究室のご協力のもとデジタル化し、追手門学院電子図書館LibrariEで公開しました。
https://web.d-library.jp/otemon/g0102/libcontentsinfo/?conid=480174
この『教育月報』は、一昨年前、2023(令和5)年11月に千葉県市川市の古書店で売りに出されていたものを小学校で購入したもので、第62号(1922〈大正 11〉年2月発行)から第129号(1928〈昭和3〉年3月発 行)まで(うち、第118号のみ欠号)と、加えて第170号(1932〈昭和7〉年1月発行)の全67部が揃っていました。おそらく、大阪偕行社附属小学校在学中の6年間配布を受けたものを保護者がまとめておられていたものと思われます。
『教育月報』は1916(大正5)年7月から毎月発刊されていた冊子で、学校長の教育方針や学校行事、先生の教育研究活動、児童の作品、各種通信などの記事が掲載され、保護者をはじめ学校関係者に配布されていたものです。
片桐武一郎学校長の教育理念を探るうえで学院志資料としての価値は高く、戦前の教育史という観点からも貴重な史料となっております。
今回のデジタル化は1922(大正11)年から1925(大正14)年のものとなります。
卒業生の皆さまにもぜひこの存在をお知りいただきたく、ここにご紹介します。