私は、追手門学院大手前中・高等学校に勤めて今年で12年目になります。最初は52期が中学2年生の時に副担任として、その後中3では初めて担任を持たせていただきました。その後、54期を中学2年生の時から高校3年生にいたるまで担任を持たせていただき、初めて卒業生をおくらせていただくことができました。その後、60期生を中2、中3と担任させていただき、その後は62期を中1から中3まで担任させていただき現在にいたっております。この12年間でたくさんの生徒達、そして保護者の方々と出会えることができて非常にうれしく思っております。今、思うことは皆様方のおかげで色々な勉強をさせていただき、本当に成長させていただいたと感謝しております。まだまだ力不足なところがあり、迷惑をおかけすることも多々あるかとは思いますが、生徒達のために全力でがんばっていこうと思います。
さて、52期、54期の諸君は現在、自分たちの道をそれぞれに立派に歩んでいることだと思います。是非、新しいことにどんどんチャレンジしていって下さい。失敗を恐れていてはなにもできません。成功の反対は失敗ではなく、何もしないことです。何もしないと自分の成長はそこでとまったままですが、失敗することはそこから何かしら学ぶことができ、それが成長につながるのです。
失敗をマイナスとして捉えるのではなく、成功に近づくための一歩だと考えて下さい。あの有名なエジソンは失敗した時は、「失敗なんかしちゃいない、うまくいかない方法を試しただけだ、失敗すれば失敗するほど我々は成功に近づいている」と言っています。また、社会に出て様々な壁にもぶつかっていることだと思います。あまりにも壁が大きすぎて、あきらめそうになりそうな時もあるかと思います。しかし、困難を乗り越えて人間は成長するものです。困難なことに直面しても、絶対に解決できると自分を信じてがんばって欲しいと思います。どうしてもしんどくなった時は、一度母校に足を運んでみて下さい。追手門大手前は君達の原点です。久しぶりに恩師の先生に会ったり、懐かしい思い出にふれることで元気がわいてくるでしょう。先生達も成長した君達に会えることを楽しみにしています。
藤井 寿