昨年の本会議の3日後に、東日本大震災が起こりました。この震災による原子力発 電所事故がもたらした大きな被害の経験により、エネルギーそのもののあり方が問 われています。
本年の「’12 World Alliance Forum ITあわじ会議」は、進化するエネルギー技術 をテーマとしました。エネルギーは国の根幹をなすインフラであり、国民の生活・経済の基盤を支えるものです。そのために、政府・行政がリードをし、ややもすると「前例主義」に陥りがちです。しかし、前例にない大きな被害を経験した私達日本人は、積極的にエネルギー技術そのものと向き合う必要があります。
エネルギー技術は進化しており、同時に、新しい時代を切り拓くものであると考えます。前国際原子力機関(IAEA) 事務次長の 谷口 富裕氏にも講演をいただき、社会全体としてエネルギー・テクノロジーにいかに取り組むべきか、産学官が会して意見交換をします。
さらにバングラデシュのエネルギー事情を通じて途上国での政策の実例と、ビジョンをIDCOL(バングラデシュ・エネルギー・インフラ開発公社 総裁にも来日していただき話を聞きます。
財団法人 原総合知的通信システム基金
理事長 原信太郎
- 記 -
名称: ‘12ワールド・アライアンス・フォーラム ITあわじ会議
テーマ: 新しい時代を創造するエネルギー・テクノロジー
期日: 2012年3月16日(金)/13:30~17:55(交流会
18:00~19:30、別途参加費5000円がかかります)
会場: 淡路夢舞台国際会議場 メインホール(兵庫県淡路市夢舞台1番地)
主催: 兵庫県、(財)原総合知的通信システム基金
後援予定: 総務省、経済産業省、外務省、関西経済連合会、関西経済同友会、
兵庫ニューメディア推進協議会、アライアンス・フォーラム財団
プログラム:
13:30~13:40
主催者代表挨拶 兵庫県知事 井戸 敏三
13:40~14:10
主催者代表挨拶と趣旨説明講演
原財団 理事/アライアンス・フォーラム財団 代表理事 原 丈人
「新しい時代を創造するエネルギー技術」
14:10~14:30
基調講演
キヤノングローバル戦略研究所 理事・研究主幹/
東京大学大学院 新領域創成科学研究科 海洋技術環境学専
攻
特任教授 湯原 哲夫
「福島前と福島後の原子力技術の潮流と、中国のエネルギー事情」
14:30~14:50
海外特別講演
Islam Sharif CEO, Infrastructure
Development Company Ltd.
(バングラデシュ インフラ開発公社 総裁)
「バングラデシュにおける再生可能エネルギーの将来」
14:50~16:05
新しいエネルギー技術のプレゼンテーション(各社15分)
(1)コクヨS&T株式会社・・・・BCP視点に基づいた防災センター、災害対策本部への連絡システム
(2)株式会社東芝 電力社・・・・地熱発電の技術とプラント輸出
(3)株式会社日本計画機構・・・・地域バイオマス原料による水素エネルギー事業
(4)三菱化学株式会社・・・・次世代太陽電池が果たす産業界への役割
(5)立命館大学・・・・トリウム溶融塩炉による原子力発電
16:20~17:50 パネルディスカッション
テーマ ~日本経済の将来を牽引するエネルギー技術と課題~
問題提起 講演10分 前国際原子力機関(IAEA) 事務次長/
東京工業大学 原子炉工学研究所 特任教授 谷口 富裕
「福島後のエネルギー技術戦略と原子力安全世界レジームの形成」
-グローバルな知のネットワーク化と社会システム・イノベーション-
問題提起 講演10分 電源開発株式会社 相談役 中垣 喜彦
「石炭火力発電のCO2削減など、発電技術の進化」
<パネリスト> 谷口 富裕(前国際原子力機関(IAEA) 事務次長)
中垣 喜彦(電源開発株式会社 相談役)
湯原 哲夫(キャノングローバル戦略研究所理事・研究主幹)
Islam Sharif CEO, Infrastructure Development Company
Ltd.
<議 長> 原 丈人(アライアンス・フォーラム財団 代表理事)
18:00~19:30
レセプション 別途参加費5000円(受付にてお支払いください)
※登壇者、発言テーマ、時間は変更することがあります。
※レセプションは、淡路の春の幸を用いています。またご宿泊される場合は事務局
経由でウエスティンホテル淡路に予約しますと、特別料金でご宿泊できま
す。ゆっくりと春の淡路の滞在をお楽しみください。
※当日、東京日帰りも可能です。新神戸及び神戸市内と会場の間を無料送迎バスが
運行しますので、ご希望の便を申し込みください。
お問い合わせ・申し込み先:ITあわじ会議事務局 jimukyoku@mist.ocn.ne.jp
03-5369-2384
広報委員会