恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

ニーハオ 追手門学院中・高等学校 藤原 栄一

追手門学院中・高等学校 藤原 栄一

追手門学院中・高等学校 藤原 栄一

激動の20世紀から世紀を跨いで21世紀を迎え、なかなか先が見通せない社会情勢ですが、卒業生の皆さんにはお元気でご活躍のことと存じます。今回この原稿を書くにあたって振り返ってみますと、追手門学院中・高等学校に勤めてもう18年が経とうとしています。気がついてみれば私の子どもも中2・小5になります。・・・・トシを感じざるを得ません。

懐かしいですね。

初めて担任を持ったのが高校の36期生、みんなもう立派なオジさん、オバさんになっておられるのでは、ないでしょうか?中学校22期生の皆さんはどうしてるかな?「ふじくわ」時代が懐かしいですね。思えば、あれが20代最後の担任でした。

高校43期生の皆さんは、バリバリの社会人という頃でしょうか?

中学29期生のみなさんは大学生活が始まったばかり・・・。人生で一番豊かになれる時期です。自分が専心できるもの、見つけられましたか?

中学30期の皆さんは、今春高校を卒業したばかり・・・。しっかりと自分の将来の夢を描いて歩んで下さい。たった1年だけでしたが、私にとっては楽しい「はら沢」時代でした。

そして、現在、私は中学33期生の口喧しい担任。新たな門出を祝う日が近づいています。ところで、社会の変化とともに、母校・追手門学院も随分と変わりつつあります。しかし、源流にあるものは皆さんが経験したことと同じ・・・。昨夏、33期生を引率して白馬登山に行ってきました。やっぱり山はもとより、大自然のなかで過ごすのはいいもんですね。

私自身、白馬岳はもう10回ほど登りましたが、何度訪ねても山頂からの壮大な景観は例えようがありません。今では山頂に「スカイプラザ」という「レストラン」があり、生ビールはもとよりステーキ・ケーキが食べられるんですよ!一度ファミリーや仲間で行かれてはどうでしょう・・・。いつでもご案内させて頂きます。

もう一つ、私の好きな中国・・・・これは随分ご無沙汰です。

確か、1989年春の「天安門事件の1ヶ月前に訪ねて以来?です。

独身時代と違って、なかなか自由がきかない現状。しかしいわゆる「中国熱」は冷めていません。なんと言っても日本文化のルーツですから。世界の国が巨大市場として注目する中国。その近代化した姿をこの目で見たい、さらにはチベットやシルクロードの大自然も味わいたい。と夢見ています。

オイシイ話があれば是非聞かせて下さい。間もなくワールドカップも開催されます。21世紀は、アジアの時代・・・。と思っているのは私だけではないでしょう。スタートしたばかりの21世紀ですが、不透明な部分も多いようです。こんな時代だからこそ辛いことが多いかもしれませんね。しかし、自分を見失うことなく生きたいものです。

「漂えど沈まず」の気持ちで歩んでみたいと思っています。私は山登りで、「歩けない」と思ったら、そこに限界がつくられる。「一歩一歩(征服)できる」と思ったら、そこに無限の力が湧き出るーと考えています。

いつか、どこかで・・・「あぁ あの時代は・・・」という懐かしい話が出来ることを楽しみにしています。どうか、みなさんもお元気でお過ごし下さい。ご発展を祈念しております。

2002年4月24日