こんにちは。茨木学舎の住谷 研です。早いものでこの3月で追手門学院に勤めてから16年が経ちます。今年の1月で「不惑」を迎え(いまだに戸惑ってばかりなのに・・・)2人の娘は上が中学1年生、下が小学校3年生になりました。追中に通う生徒と自分の子供が同い年になるとは・・・本当に年月の経つのは早いものです。
さて、この原稿を書いているのは3月の中旬なわけですが、今年度私は高校3年生(50期生)の担任で卒業生を送り出したところです。もっともまだ進路が決まっていないクラスの生徒がたくさんおり、合格発表を待ちわびているところでもあります。
この学年の2年生から理系クラスの担任となり、今まで以上に進学を意識してそれぞれの生徒と接してきました。生徒たちも真剣に学習に向き合ってくれて、高い目標をもってがんばってくれました。今も制服で学校に勉強しにきている者もいます。そんな生徒たちの夢がかなうことを願ってやみません。本来なら卒業生を送り出したこの時期は充電期間として少しほっとできるはずなんですが、今年はなかなかそんな気持ちになれないのが実情です。
あわただしい3学期ではありましたが、この2月には本校スキー部出身の中西君が、ソルトレークオリンピックのスキーで、フリースタイルエアリアル種目(カタカナが多いなあ)の日本代表として出場すると言う嬉しいニュースがありました。モーグルに比べて脚光を浴びることが少ない種目ではありますが、日本選手権4連覇という偉業を成し遂げ、堂々の出場そして演技でした。私も衛星放送で彼の雄姿を観て、大いに元気をもらいました。
学校では土井校長が彼のホームページから写真やプロフィールを取り出してくれまして、それをもとに号外を出したり、現役スキー部員と自治会有志が応援の垂れ幕を作ってくれたりして、明るい話題となりました。ちなみに垂れ幕の字体は佐藤教頭にフリーハンドで型紙に書いてもらいました。
そんなこんなをABCラジオ「おはようパーソナリティ道上洋三です」に投書したら、放送で取り上げられ(2月18日の月曜日6時55分頃だったようです・・私聴いてませんでした)、約7分間ほど中西君の紹介をしてくれました。伊藤ハムのギフト券を頂きました。どなたかお聴きになったでしょうか。
先日、長野に住む中西君に連絡をとり、その号外と垂れ幕の写真を送りました。今度は学校で「生」の彼と再会したいものです。彼に限らず、卒業生が学校に来てくれて元気な姿を見せてくれると、私も元気をもらえます。暇ができたら職員室に遊びにきてください。学校が変わりつつある今、多忙な毎日が続いていますが、改革の一助となれるよう頑張っております。
卒業生の皆さんも、厳しい時代ではありますが、人との関わりを大切に荒波を乗り越えていきましょう。
2002年3月12日