恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

追手門学院中高等学校  黒田 稔

今年度 追手門学院高等学校は50期生、追手門学院中学校は33期生が巣立っていきます。

卒業の諸兄姉様にはご活躍のこと、私ども教職員はこの上もない喜びであります。

追手門学院中高等学校  黒田 稔

追手門学院中高等学校  黒田 稔

さて、小生は大手前学舎にて、17期生が栄えある学院に入学された時に奉職いたしました。同年に大学が開校し、翌年の昭和42年に高等部が茨木へ移転してまいりました。18期生が茨木の第1期になります。その当時の入学式は中高等部玄関前の駐車場にてテント幕張りの中で取り行われた事が、完備されている現在からは想像も出来ず懐かしく思い出されます。中高等部に体育館が建設されたのは30期生の時であります。それまでは生徒と共に、グランドローラで泥んこになりながら、整備をしていました。ときには風の強い日は風向きを計算しながら、ボールを追っ掛け汗していた皆さんの姿が目に浮かびます。

現在の私は休日を利用して、四輪駆動車(4WD)にてアウトドアーを楽しんでいます。林道走行、悪路走行、トライアルロケーションそして何よりも楽しみにしているのが、雪中走行に没頭して、気分一新ストレス解消の一役を行っています。過去の最高なロケーションの出来事は、真冬の九頭竜湖にベースキャンプを張り、伊勢峠走破にアタックしたことでしょうかね。吹雪の中を10m前進するのに、何時間も雪との戦いに悪戦苦闘したり、暗闇の中を色々なライトに照らされた雪を見ながら、冷えきった身体をドラム缶風呂で癒す時は、この世とは思えない別世界に優しく包み込んでくれました。皆さんの中にこんな素晴らしく、楽しい趣味をお持ちの方がおられましたらご一緒しませんか。

私学は少子化時代に突入し、経営が厳しい状況にあります。我が学院も教育改革を持って、新たなる出発に踏み出し、21世紀の担い手となる多くの生徒の募集に努力しています。学校5日制実施など大きく変動するなか、追手門学院は6日制を踏襲し、更なる発展を目指し日々頑張っていきます。

卒業生の子供さんを教える事が多くなり、この上もない喜びであります。みなさんのお子様を学院に期待をして入学をさせてください。心よりお待ちしています。

2002年3月12日