追手門学院大手前中学起業家育成コース
職業体験プログラム
天神橋筋商店街 街商人(まちあきんど)体験
大手前中・高 起業家育成コース担当 富来豪 大木良二
8月20日、21日、22日の3日間起業家育成(ベンチャーコース)の生徒たちは天神橋筋商店街の皆様にご協力いただいて、体験学習を行いました。
<プログラム>
第1日目(20日)
午後1時半 天神橋筋商店街『おかげ館』に於いて開校式
講座『商人心得』
講師 天神橋筋3丁目商店街振興組合 理事長 土居年樹氏
土居理事長は本校卒業生(3期生)でいらっしゃり、今回の体験学習実施にあたっては並々ならぬご協力をいただきました。当日は生徒に大阪の商人気質(あきんどかたぎ)、お客様との会話、言葉を介してのコミュニケーションの大切さ、商店街の地域社会における役割などをお話しいただきました。
午後2時半 お世話になるお店へ挨拶にうかがう
第2日目(21日)
午後1時半 各店舗にて街商人(まちあきんど)体験
「街商人体験学習」と染め抜かれた、そろいの黄色いエプロンをつけた生徒たちは、ご協力いただいた十一のお店で、1人から4人のグループに分かれて実習しました。
教室とは勝手が違うのでしょう、日ごろよりずっと緊張した面持ちで実習をしていました。
各店舗で約2時間ほど実習を行いました。(写真を見てください)
第3日目(22日)
午後1時半 お礼の気持ちをこめて、商店街と集合場所に使わせていただいた公園の清掃作業を行いました。
午後2時半 閉校式
天神橋筋3丁目商店街振興組合 副理事長重矢錐宏氏より「街商人体験」の修了証をいただきました。
「大阪くらしの今昔館」見学
大坂(大阪)は昔から商人の町、復元された江戸時代の路地から路地へと巡りながら生徒たちは楽しい時間を過ごしたようです。
3日間の職業体験プログラム、初めてのことなので生徒たちも最初は戸惑ったようですが、慣れるにつれ、だんだん生き生きとして活動していました。
今後は生徒自身の企画運営によって同様のプログラムを行っていきたいと思っています。
<生徒の声>
「(土居理事長は)商人には笑顔が大切や、という言葉を教えてくれました。」
「ほんの2時間ぐらいの時間だったのに足がとても痛くなった。社会に出て働くということは私が思っているよりとても厳しいことだと心から思いました。」(洋菓子店)
「外で宣伝するのは始めは恥ずかしかったけど、だんだん楽しくなって、さまになっていました。こういう一度しかできない体験ができてとってもよかったです。」(たこ焼きや)
「次の日(3日目)は商店街の掃除でした。とても一生懸命掃除をしていたら、後ろのおばさんたちが「学校にお金でも渡さなあかんのちゃうか」と話していました。僕は少しうれしくなりました。とてもきれいになりました。」
追手門学院大手前中学校 起業家育成コース担当 富来豪 大木良二 記
2002年11月19日