私たちは今100年以上も伝統を守り教育をしてきました。しかし今、この伝統文化においての信条や習慣に盲目的に従うことの危険性を考えて、改革と言う大きなチャレンジに取り組んでいます。まずこの改革にはわれわれ職員が一致しての全精力を要しますが、次の点にも考慮していきたいと思っています。
「りっぱなことを行う点であきらめないようにしましょう。うみ疲れてしまわないなら、しかるべき時節に刈り取ることになるからです」と言う言葉がありますように、私たちは何が何でもこの改革を成功させるように努力するときに良い結果が得られるという確信を持つことができます。うみ疲れては居られません。
また今は「対処しにくい危機の時代」だとも言われています。世の中に卑劣な犯罪や不道徳がはびこり、人々の自然の情愛がなくなっていることはニュースを聞いてもあきらかです。ですから私たち教育をする者にとっても、非常に至難の技がいる時でしょう。
業の1つとして教員、や他の職員においてもいろいろな賜物があります。それを用いてどのように教育をしていくのか。生徒のほうも多種多様な賜物を持っています。それでどのようにその個性を引き出すのか私たち教職員だけではその生徒の大きな能力を引き出せないこともあるでしょう。われわれはそこでかたくなにならず外部からの大きな知恵をも含めて、大きな力となることによって教育するときに、個性豊かな生徒諸君の個性を大きく引き出せると考えます。
それは今、グローバル化を重視されている世にあって、通用するような人材を育てることができると確信しています。 改革は単にコースの変更ではなく生徒及び私たちにとって心の改革と言うことを念頭においていく必要があります。
それで教育は私たちの平和と関係がありますので、教育を受ければ受けるほど平和な世の中を期待するでしょう。国連本部の壁にも掲げられていますように、「戦いを学ばないと」 と言う精神を持った立派な生徒を育て上げるために今、私たちは日夜がんばっている次第です。
2002年11月19日