卒業生の皆さん、お元気でしょうか。早いもので追手門学院大手前中・高等学校にお世話になりまして10年が経ちました。月日が経つのは早いものですね。私は、第52期卒業生の皆様を高1から高3まで、第57期卒業生の皆様を中2の1年間担当させて頂きました。そして現在は、第59期生の担任を持たせて頂き、6年目高3の年を迎えています。卒業生の皆様に対して恩師と呼んで頂けるほどの活躍ができたかどうかは分かりませんが、少なくとも必死になって一緒に歩んでこれた10年間でした。まだまだ未熟な私を鍛えて頂いたのは皆さんのおかげであり、教師という職のやりがいや楽しさを教えて頂いたのも皆さんのおかげでした。また卒業生がふらっと本校を訪れ、笑顔で今の仕事や大学生活を嬉しそうに話してくれるたびに、その立派な姿がいつも誇らしく思え、私もとても幸せな気分に浸れました。皆さんの今の活躍を聞くたびに、つい嬉しくなってその話をHRで話してしまいました。そう考えてみると、今の59期生の今後もまた楽しみの1つとなってきています。
私の仕事上の近況は、初めて6年間通して担当した学年の卒業を迎えているということです。そして、今の学年は高1より学年主任を任されました。色々ありましたが、今までの卒業生の皆さんとの経験がすべて礎となり、今の指導に生かされているのを実感します。そして、今年はとくに色々手助けをしてもらいました。例えば、今の私のHRの生徒が57期生の1人の大学を熱望していました。その話を伝えたところ、何度も本校に訪れ、事前レポート提出やキャンパス訪問の時に付き添ってくれるなど、親身にアドバイスをしてくれました。結果、高倍率を越えて私の生徒は合格できました。また、別の57期生に去年の面接試験の問題を問い合わせたところ、すべての問題を調べ上げてくれたので、その生徒の面接問題をすべて的中させることができました。また別の59期生の生徒が将来の夢の方向性に悩んでいたとき、その仕事についている52期生の生徒が相談相手になってくれました。結果、その生徒は納得のいく形で、自分の将来の選択ができました。ぶらっと来た52期生がHRで体験談を語り、受験へのモチベーションをあげてくれたこともありました。やはり卒業生は宝であり、私はとても感謝しています。そして新たに来年は、またたくさんの心強い卒業生が誕生する予定です。
是非卒業生の皆さん、また本校に顔を見せにきてください。皆さんの活躍している話がたくさん聞けることを楽しみにしていますね。皆さんは、私たちの誇りです。
追手門学院大手前中・高等学校 英語科 舟川 祥文