小学校(過去掲載分) , 恩師のいま(過去掲載分)

山桜会へ 小学校 杉田 圭一

卒業生の皆様、こんにちは。

早いもので、私が奉職してから、18年の月日が立ちました。私が小学校に来たときは、ちょうど東館が工事中で、北館はもちろん、本館も昔のままでした。運動場の南東に鳥小屋があって、ニワトリが数羽いました。オウムのピー子も健在でした。

それが、今は昔の建物は西館を残すのみとなり、すっかり変わってしまいました。(小学校のホームページをご覧下さい。)

しかし、外見は変わっても、行事などはほとんど昔のままで、伝統はしっかりと引き継いで、守っているつもりです。良いものは、これからも永遠に伝承していくよう努力してまいりたいと思います。

1 受け持った期生・思い出

99期3・4年い組 新任での初めて受け持つクラス。何せ分からないことだらけで、このころのことを思い出すと、穴があったら入りたいぐらいの数々の失敗をしました。その時の保護者の皆様が暖かく見守ってくれたから、お蔭様で今日があると、大変感謝しております。

103期の1・2年ろ組 2年生での劇「森の音楽会」は、大のお気に入りで、114期でもリバイバルしました。毎日、中庭で走り回って遊んでいましたね。(私が遊んでもらっていたのかも)ドラ新聞を書き始めたのもこの期生でした。皆さん、保存してくれていますか?

101期5・6年は組 初めての高学年。国語の指導で苦労し、毎日毎日、「ああ、もっと大学で勉強しておけば良かった。」と後悔しました。また、年頃の女の子にわんぱく男子、毎日が戦場でした。でも、今はとても良い思い出です。体育大会、5年男子で行った「青旗飛翔」のビデオは今でも時々見ます。本番の演技中に拍手をもらった時の感激は忘れられません。また、造形体操で笛を吹かせてもらったのも思い出に残っています。

104期4年は組 一年間だけでしたが、とても素直で明るいクラスでした。やはり、劇のことをよく覚えています。「イワンのたまご」たまごの割れる効果音を作るのに苦労しました。

104期5・6年い組 2回目の高学年でちょっと余裕が出るかなと思いきや、これも毎日いろんなことがあり、印象深い期生です。修学旅行の鹿児島で訪れた「知覧特攻記念館」が深く心に残っています。しかし、電車での旅はきつかったです。

106期5・6年に組 4クラスになっての初めての高学年。林先生と国語を持ちました。この時から、オペラのストーリーを台本にして劇をしました。モーツアルトの「魔笛」を題材にしました。(「魔法の笛」)

108期5・6年い組 劇はウェーバーの「魔弾の射手」から作りました。(「魔法の弾丸」)みんなでライフルを作ったのが印象に残っています。安達先生といっしょにもった最後の期生という意味でも印象深いです。

114期1・2年い組 久しぶりの低学年。学級新聞「ドラ新聞」を書くのに燃えました。確か300枚は書いたと思います。この時も、学級の児童とよく遊びました。すもうのような、レスリングのような遊びで(先生にみんながかかってくる)ズボンを破られたこともありました。

112期5・6年い組 劇はワーグナーの「ローエングリン」から作りました。(「白鳥の騎士」) 体育大会6年女子の旗のドリルも、101期男子から数えて5回目になりました。

2 学校では

現在は、114期5年ろ組の担任をしています。1・2年生で受け持った子供たちを再び持たせてもらいました。劇は、106期で演じた「魔法の笛」をリバイバルしました。

教科の方は、国語を松村先生(平成12年度より本校に着任)と二人で教えています。新出漢字のプリントは、内容を少し変えましたが、相変わらず出しています。熟語の意味調べもがんばってやってもらっています。このプリントをやってきた人は、きっと辞書を引くのがはやくなったと思うのですが、卒業生の皆さんはいかがですか?「今日のことわざ」も続けていますよ。

3 プライベート

相変わらず趣味の音楽に打ちこんでおります。15年在籍していた茨木市吹奏楽団は5年前に退団して、現在は、ホルンは大阪市民管弦楽団で、指揮は大阪ハイドンアンサンブルというところでやっています。大阪ハイドンアンサンブルには、山桜会の会員である卒業生も一人参加してくれています。詳しくはそれぞれのホームページをご覧下さい。そして、演奏会に足を運んでくだされば幸いです。

4 メッセージ

私は、現在ホルンと指揮を先生について習っています。指揮は、30を超えて から、ホルンは2年前から先生につきました。どちらも自己流でやっていて、いきづまってしまったからです。もっと早くに習っておくべきだったと後悔しています。

皆さんには、あてはまらないかもしれませんが、自己流には限界があるということを私は悟ったので、参考にしていただければと思います。やはり、その道を極めた人からは、教わることは実に沢山あります。

また、今しかできないこと、今しかやれないことに全力を注いで下さい。特に学生の間に勉強できることは、しっかり身につけてください。将来悔いの残らない人生を送って欲しいと願います。

2002年3月6日