大手前学舎(過去掲載分) , 恩師のいま(過去掲載分)

大手前中・高  加地 祐子

はじめまして。本年度より本校でお世話になっております、加地祐子です。中学1年生と中学2年生の理科2分野と高校2年生の生物1Aを担当しております。また、本年度から新設されたBio-IEコースの担任も持たせて頂いております。去年度から、改革の一環である『コースの新設』が実行されましたが、それに遅れること1年、ようやくBio-IEコースが立ち上がりました。

その1期生の担任となり、今実感していることは、Bio-IEコースには、入学する前から将来理系に進む意識を持った生徒が多く、その理科的探求心は私自身驚かされるほど素晴らしいものだということです。だから、その探求心をさらに伸ばし、育成することが出来るような授業・実習ができるよう心掛けています。

私が授業で一番重要としていることは、実際に目で観察させたり、体験させたり、身近なもので例をあげたりすることによって、生徒に実感させ、イメージをつけさせることです。また、授業の中で関連する余談なども取り入れ、生徒の興味を引き付けることも大切にしています。

また、このような授業を展開できたとしても、一方的に進めていくだけでは、生徒が本当に理解しているか、興味を持って聞いているかなどがわかりません。だから、授業中は出来るだけ生徒の反応を見たり、理解できているか確認したりしながら進めていくようにしています。

生徒の理解度を確認する意味で、今年度から始まった『週テスト』は重要な意味を持っていると思います。生徒自身も『週テスト』の存在を意識していますし、復習をする習慣が自然についてきているようです。

本校にお世話になり始め、もうすぐ半年が経ちます。私は常々生徒に「人の嫌がることをしてはいけない。」「自分で責任を取れない行動をとってはいけない。」ということを指導しています。特に中学生は、心と体の成長がアンバランスで、誰かがどこかでブレーキをかけてあげないと、その未熟な心では制御しきれないパワーで過ちを犯す可能性を多いに秘めています。

よって、生徒が道を踏外すことのないよう適切にサポートすると共に、信頼関係を築いていけるよう、これからも日々奮闘していきますので、どうぞ宜しくお願いします。

2002年12月9日