はじめまして。今年から追手門学院大手前中・高等学校でお世話になっています、幸田千絵子です。中学2年生の社会と、高校2年生の政治経済を担当させていただき、中学2年生の副担任をさせていただいています。
この度、学校祭で行います「チアリーディング」の指導にあたることになり、夏休みから生徒たちと一緒に練習しています。「チアリーディング」って・・?と思われるかたがほとんどだと思います。私自身本校の43期生で、随分昔になりますが私が在校していた時にも学校祭で「チア」と称してみんなでダンスを披露しました。本来、「チアリーディング」はれっきとしたスポーツであり、私自身大学に入り「チアリーディング」というスポーツに出会い、初めてどういったスポーツなのかを知り、その結果どっぷりとはまってしまいやめられずに現在に至っています。
「チアリーディング」というスポーツは、身近なところでいうとアメリカンフットボールの試合等で目にすることができます。ダンス、そして人を跳ばしたりと、一般的に想像している「チア」とは違ったものであると思われます。その「チアリーディング」をこの機会にみなさんに実際見ていただきよく知っていただければと思っています。指導は、私と私の後輩たちでもあります、追手門学院大学チアリーディング部の学生たちにきてもらい、練習にあたっています。生徒たちは、のみこみが早く練習意欲もあり、日に日に上達していくのが目にみえ、とても楽しく指導させていただいております。
この、学校祭でチアを・・、という話は私のほうから呼びかけたのではなく、生徒たちの中から「やってみたい」といった声があるというのを聞き、亀井校長先生から「指導を・・」とお話をいただき、「是非!!」と、お受けさせていただきました。まず生徒たちを集め、したことは、「JAPAN CUP」というチアリーディング選手権の全国大会のビデオをみせたことです。生徒たちが考えている「チア」と、本来私が指導できる「チアリーディング」が全く違ってこないようビデオを見せ、確認しました。そこで生徒たちはビデオを見てからも、「チア」がしたい、こんなことやってみたい、などの声があがっていたので、私も気分よく指導できています。
「チアリーディング」というスポーツを通じて、私が得たものは数多くありますが1番大切なものは、「自分らしさ」です。どんなスポーツにも共通することですが、自分が1番自分でいられる場所の一つ、それが私にとってチアリーディングです。今回チアリーディングを経験したことによって生徒たちが、何でもいいので得るものがあれば、自分を表現できる場の一つになれば私も幸せです。また、今回チアリーダーには参加していない生徒たちにも、何か感動を与えることができたらなと思っています。
生徒の、「こんなことをしてみたい」、そう思った事に対してできる限り答える。
この姿勢が常に大切であると思います。今回の「チアリーディング」の件も、この考えが根底にあったからこそ実現したものです。
私が在校していた時から今も変わらず感じている本校のよさ、それは「あたたかさ」です。
「学校が大好き」、「先生が大好き」。「友達が大好き」。これが1番大切な事だと思います。今回、「チアリーディング」を通じて本校のよさがみなさんにも伝われば、少しでも伝えられるお手伝いができれば、私自身とても幸せに感じます。
学校祭が終われば、オーミストン校来校の際の歓迎セレモニーでも披露することになっています。生徒たちが「チアやってよかったね」と言ってくれるよう、頑張って指導していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
2002年12月9日