恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

一つの空間 追手門学院中・高等学校 大西幸栄

卒業生のみなさんこんにちは。各方面でご活躍のことと思います。時代と共に変わりつつある学校で、どんな生徒を育てるのか、教師として難しくなってきています。それは世の中のスピードが早すぎて目まぐるしく変化する社会の中で、育てるということは最も時間と根気のいる仕事だからです。効率優先の社会とはなじまない仕事です。日々生徒とかかわり、思い悩む事さえあります。昔の生徒と違ってとても手がかかります。色々なマニュアルが必要かと思うほど一つ一つ説明しないと、次の動作が出来ない生徒が増えてるからです。

覚えてますか?追高用語を。J茨・阪茨・追いっている・安威マジックなど色々ありましたね。今も使われています。先日何げなくJ茨と使い一般の人に不思議に思われてしまいました。

この写真は高校50期の卒業式のものです。卒業式後生徒が「みんなで一緒に撮ろうよ。」と言われ撮ってもらったものです。この制服が52期から変わりました。時代の流れと、機能的に着やすいものです。この制服を着て育った卒業生のみなさんには、多くの思い出があることだと思います。追高は古き良き部分を残しながら、新しく変わろうとしています。その中で休み時間など、出入りの多い追高の保健室は、今も昔も変わりません。

今の時代だからこそ、ホッと出来る空間。そんな場所が必要だと思います。

一人一人の生徒を3年間または6年間、長い目で見ていける保健室は今も「癒しの場」としても、日々生徒を受け入れています。

卒業生のみなさんいかがお過ごしですか。

青春時代の思い出の場所にお立ち寄り下さい。きっとまた明日への活力が涌いてくることでしょう。

一 つ の 空 間

一 つ の 空 間

一 つ の 空 間

一 つ の 空 間

2002年7月26日