恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

追手門学院中・高等学校 平田勝一

追手門学院中・高等学校 平田勝一

追手門学院中・高等学校 平田勝一

卒業生のみなさん、お元気にお過ごしのことと思います。

私も、16期生のひとりとして本校を卒業しました。高校入学後すぐに野球部に入部して、春夏の甲子園出場を目指して練習や試合に励んでいました。小学校の校庭や桜宮の河川敷グランド、大阪城の野球場などで何時に終わるかわからない厳しい練習や新チームになって9人とか13人位で行われた、夏休みの合同強化合宿などを懐かしく思い出されます。

3年時、大手前から茨木に移転し真新しい校舎やグランドでのびのびと学校生活を送ることができました。高校3年間は、学習はほったらかしで野球ばかりやっていたように思います。甲子園には出場できなかったけれど、高校生活や野球部の活動を通して素晴らしい友だちにめぐり会えたことを誇りに思っています。その後大学に進学し、同じように4年間野球に明け暮れました。

大学卒業後、保健体育科の一員として本校に勤務して約30年になります。今でも若いと思っていますが、高校当時在職されていた先生方がほんの僅かとなり、私自身も歳をとったのだなあと実感しています。野球部への関わりも、監督あるいは責任教師として部員とともに夢を追いつづけています。

一方で、24期、27期、30期、34期、38期、40期、43期は2年まで担任をさせていただきました。それぞれのクラスや学年で、クラス活動・体育祭・文化祭・修学旅行・卒業式などの行事では、あの学年のあの時は「こうやったなあ、ああやったなとかあいつは今どうしてんのかな」とか、こういうのを書いていますといろんなことが頭に浮かんできます。在学中何事にもまじめに取り組んだ生徒よりも、私や私たちをよく悩ませてくれた生徒のことを本当によく覚えています。夢にでてくることもあります。卒業生の皆さんも、在学中のことをよく覚えておられることでしょう。

一度、学校に遊びに来てください。お会いできる日を楽しみにしています。では、お元気にご活躍ください。

2002年7月24日