恩師のいま(過去掲載分) , 茨木学舎(過去掲載分)

追手門学院中高等学校  木内 淳詞

追手門学院中高等学校  木内 淳詞

追手門学院中高等学校  木内 淳詞

卒業生のみなさん、お元気ですか。私のほうは、肥満による脂肪肝や高尿酸血症に苦しんでいましたが、昨年より減量を始め、少しは体調も良くなっています。ただ、元来消化器系が丈夫なため、夏に太ってしまうので困っています。現在、第2期の減量作戦をたてていますので、今度どこかでお会いするときには、見違えるような私になっていることでしょう。

さて、私は今年度、50期生を担任し、高校では4回目の卒業式を体験させてもらいました。中学での1回を加えると、5回目の卒業式。私もいつの間にか歳をとって、37歳になりました。以前は「老けている」とよく言われたものですが、最近は保護者の方々から「若いですねえ。」と言われることもあり、どう反応していいのやら困ることもあります。今回担任した生徒の保護者の方で、私よりも年下の方がいらっしゃって、ドキッとすることもありました。「俺もお父ちゃんの年齢になったのかな」と思うと、まだまだのんびり生活している自分が恥ずかしく感じました。

校務分掌では、入試広報の仕事を中心にやらせていただいています。決して愛想の良くない私が、中学生やその保護者の方々、さらには塾の先生方と話をするのですから、結構ストレスがたまります。しかし、入学した生徒の保護者の方から、「説明会で先生に話をしてもらって受験を決めました。」というお話をうかがうことがあったり、早くから熱心に受験を考えてくれていた生徒が入学してくる姿を見たりすると、日頃のストレスも吹き飛んでしまうようです。卒業生の皆さんがどのような思いで高校生活を送られ、今、どのような思いをお持ちなのか、私にはわかりませんが、追手門は私にとっても第二の母校です。

卒業生の皆さんが、追手門の卒業生であることを誇りに思っていただけるような学校であるように、「古くて新しい学校」を目指して努力を続けていきます。どうか、暖かい期待の目をもって私たちの教育活動を見守ってください。

またお会いできる日を楽しみにしています。

2002年3月19日