2002年8月6日より8月21日までの16日間、オーストラリアのオーミストン校との国際交流が昨年度に引き続き実施されました。本年度で第5回目となり、中学3年生17名を亀井校長先生と私とで引率致しました。
中学3年生のような早い時期から海外留学を経験することはとても重要なことだと思います。その理由として、第1に、日本とは違う文化を体験することによって幅広い視野を持つことができ、物事を様々な角度から捉え、考えることができるからです。第2に英語を使う生活を過ごすことによって、英語の勉強に対する意欲が高まります。第3に、親元を離れ海外で一人でホームステイすることで、自立心・積極性・マナーを身につけることができるからです。
今回のオーストラリア研修を通して、全員が上に挙げた3つの点に関して成果を上げていた様に思います。①の点については、何人かの生徒が「先生、こっちの人はみんな気さくでフレンドリーですね。」とか「先生、こっちではお風呂はシャワーだけでだいたいみんな5分くらいしか入らへんねん。」と言っていました。このように自分達の常識とはまた違った常識を感じていました。②に対しては、やはり英語でしかコミュニケーションできない状況に置かれていますので、私が日本で言う何倍も英語の必要性を実感していました。また相手が言った英語が解ったり、自分の言った英語が伝わった時は英語でコミュニケーションできる喜びを味わっていた様です。第3の点につきましても、人に会うと必ず自分から積極的に”How are you?”、 “Hello”と挨拶をしていました。また何か問題に遭遇しても、自分で考え、行動し、対処することができていました。
私自身、今回のオーストラリア研修は非常に良い経験になりました。実を言うと、私は今まで一人暮らしをしたことがありませんので、今回初めて一人で生活し、自分でご飯をつくり、洗濯し、食器を洗うということを経験しました。改めて、普段自分がいかに甘えているかということに気がつきました。また英語についてもまだまだ完全に聞き取ったり、話したりすることができなかったので、英語の勉強に対しましても更に勉強する意欲を燃やすことができました。そしてたくさんの人達の優しさに触れることができました。生徒同様、私自身にとりましても大きく成長できたオーストラリア研修だった様に思います。
2002年12月9日