はじめまして。私は昨年度(01.4)より、追手門学院大手前中高等学校でお世話になっております、山下 晃です。学校改革の3年目の今年(02.4)は、中学1年生の副担任として活動しております。新入生には期待を込めて、厳しく指導することもありますが、毎日楽しく、新鮮な気持ちで毎日が送れております。担当教科は保健体育で、高校2年生の柔道、高校1年生・中学1年生Exクラスの体育を受け持っております。高校2年生の柔道の授業では、今年度末にある柔道大会に向けて、本格的な稽古に入っており、私も一緒に乱取り稽古をしております。高校1年生の授業では、特別講師のスコット先生と共に、タグフットボールを指導しており、私自身も様々な事を学びながら、また楽しみながら授業ができています。中学1年生の授業では、体を動かす大切さを学ぶと共に、学校生活に必要な集団行動を中心に行なってきました。内容としてはあまり楽しい内容とは言えませんが、とても真剣に授業を受けております。
私は中学・高校の担任とクラブ顧問の影響を非常に強く受けました。生徒一人一人のことを真剣に考えくださり、時にはやさしく、時には厳しく、共に笑い、苦しみ、悩み、考えていく中で、「私も、この様な先生になりたいな。」というのが切っ掛けで「教師」というものを目指すようになりました。私自身、中学・高校時代に学んだ様々な事柄が、今になって非常に役立っております。中学・高校時代の六年間というのは、人生の中で非常に大切な、大きなポイントの一つだと思います。この六年間を、何気なく過ごすのではなく、充実した毎日を送ってもらいたいと思っております。
その1つが剣道部です。私は小学校1年生から剣道を続けており、現在も剣道部顧問として生徒達と共に汗を流して毎日過ごしております。剣道部は「文武両道」をもっとうに、稽古はもちろんのこと、勉強もしっかりと行なっております。学年でトップの成績を持つ者もおりますし、長期の休みでは午前中は図書室にて自習、午後から稽古という日程で毎日頑張ってきました。遊びに行きたい気持ちを我慢し、毎日朝から夕方まで学校で汗を流し、部員全員が日々成長しているのが非常によく分かります。
つい先日も、試合があり生徒が試合で勝つ喜び・嬉しさ、涙を流して負ける悔しさ・辛さを感じておりました。まったくの初心者で剣道部に入部し、夏は暑く、冬は寒く、私に毎日怒られながら、辛い練習を1年間続け、私が剣道部顧問になって初めての表彰状は、生徒はもちろんの事、私自身も格別の喜びがあり、生徒と共に剣道を通じて非常に良い経験をすることができました。私はこの剣道部を誇りに思い、これからも今以上に良いクラブにしていくつもりです。「クラブなんか。」と思う人もいるかもしれませんが、クラブ活動でしか体験できない事もたくさんあります。剣道部を追手門大手前の模範クラブに成長させていくつもりです。みなさん大いに期待していてください。
学校改革3年目の今年は、生徒指導部で生徒に対し厳しく接することが多々あります。実際、私のことを良く思っていない生徒も少なくないと思います。しかし、今以上に良い学校にしていく為、また私に指導された生徒が将来、「山下にこんな事で怒られたな~!!」と思い返し、「あの時は、自分の為に怒ってくれたんだ!!」と思ってもらえれば幸いです。これからもビシビシ今まで以上に厳しく、楽しく、学校生活を送っていくつもりですのでこれからも宜しくお願いします。
2002年12月9日