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会長2003年3月の挨拶 「梅の花がつぼみをつけ始めました」

「梅の花がつぼみをつけ始めました」

「梅の花がつぼみをつけ始めました」

今日は、春一番が吹き荒れています。 ようやく春になりましたが、会員の皆様いかがお過ごしでしょうか。

1月から3月にかけては、卒業式シーズンです。追手門学院でも、小中高の生徒たちが、次のステップに向かって元気に旅立っていきます。朝日新聞で報道されたように、追手門学院(茨木)高校入試の出願状況が高倍率を誇り、一躍知名度を上げてしまいました。

これも、土井校長をはじめとする先生方の日頃の努力の成果が現れてきたものと評価することができます。大手前中高では、2月19日の校長選挙で、現亀井校長先生が、再選されました。

従来、毎年のごとく交代していた校長先生の顔ぶれが、ようやく固定されてくることになりそうで、亀井色の強い大手前中高の教育改革をさらに推進していただきたいと期待しています。そして、茨木中高と大手前中高のいずれにおいても、早くも、大学合格者数の増大という大きな成果が現実のものとなってきました。これも教育改革の現れといるでしょう。

さる2月20日の山桜会理事会において、学校法人から山中、川人両常務理事ならびに宮本課長をお招きし、追手門学院120周年記念事業に対する意見交換会を開催いたしました。山中・川人両常務理事からは、記念事業についての基本構想が報告され、2008年に向けての教育論議が延々と続きました。「伝統の承継」と「名門の復活」論議に花が咲きました。

山桜会 会長 川 原 俊 明

2003.3.7

始めまして、久し振り、そしてよろしく 茨木中高 阪本 龍夫

茨木中高 阪本 龍夫

茨木中高 阪本 龍夫

冬真っ盛り。でも大地や樹木の内では春が胎動し始めています。

鉛色の空に咲く寒椿の赤、雪の中から芽を出すフキノトウ。厳しさに耐えた色の美しさが際立ちます。

今、追手門だけでなく、私学にとって、いや日本全体において厳しい状況が続きます。その中で追手門は改革を進めています。制服も変わりました。意見はさまざまあるでしょうが、私たちの意気込みの表れなのです。でも皆様にとっての、懐かしい良い伝統も大切にしています。

昭和50年大学を卒業後すぐに追手門に勤め、もう27年目が終わろうとしています。生徒と生活を共にしてきて、いつの間にかこんなにも時間が経ちました。その間クラス・学年・クラブなどで知り合った皆さんのことは心に残っています。

現在は高校1年1組の担任です。また自治会を主担しています。

クラスは総合コースの中で成績上位者が集まっています。新しい制服を着て昔ながらの教室に座る彼等を見て、変化の波を実感した1年でした。以前より勉強を中心に生活がなされています。でも友達関係を重視することは変わりません。

クラブは着任以来、演劇部の顧問です。この27年間、高校演劇コンクール全国大会に2度出場しました。近畿大会にはこの10年に8回出場し、常連校として全国的に知られています。大阪府130校の代表校になるのですから容易な事ではなく、名が知られ過ぎたことは審査員の厳しい評価に繋がります。それに負けない為に部員共々苦労しています。校外での公演もありますので、是非御覧いただきたいと思います。感動と高校生の情熱をお届けします。

追手門・私学を囲む環境は厳しさを増すばかりです。ですが、少子化が進む中で高校は受験生総数も専願者も増えました。厳しさをバネとして、学校が更なる発展を遂げるよう頑張っています。

冬の突き抜けた青空の高みに向かって吹き上げる。そんな風のごとく追手門が発展するよう、皆様のお力添えをお願いします。

2002年3月6日

第49期 合同同窓会報告

平成15年1月13日 49期卒業生一同の記念すべき日に、合同同窓会を開催致しました。

ビシッとスーツに見を固めた男子卒業生、煌びやかな着物を身に纏った女子卒業生。

「20歳」という人生の節目を迎え、それを嬉しいとする者、もう20歳かと寂しがる者、無茶ができた高校時代が懐かしいとこぼす者、と卒業生それぞれの「成人の日」を感

じていました。

会場はリッツカールトン大阪。追手門の名にふさわしい立派なホテル・会場で開催させて頂きました。

恩師 田中佳哉先生・西浦誠先生・横井貞弘先生・古坂一博先生・大井洋子先生のご出席を賜り、 また卒業生も100名を超える参加で、大変賑やかな会となりました。

司会の吉倉君の「開会の挨拶」の後、先生方の挨拶、横井先生の乾杯で同窓会が始まりました。

先生方は、20歳になった卒業生達との歓談を大いに楽しんでおられました。卒業生も恩師の先生方と 肩を並べて、在学当時の思い出話に華を咲かせていました。

数十分の歓談の後、「ビンゴゲーム」「カラオケ」で盛りあがり、あっと言う間に2時間がたってしまいました。

同窓会が終了して、久しぶりに会った同級と二次会に行く者、会場の出口付近で同級また先生と話を続ける者、 早々と次の成人式同窓会に行く者・・・と、それぞれの「成人の日」を過ごしておりました。

追手門学院大手前中高を卒業したことを誇りに思い、49期が日本だけでなく、世界でご活躍されることを祈りつつ、

次回の同窓会で一人でも多くの方にお目に掛かれる事を楽しみにしております。

最後になりましたが、幹事を御引き受け頂いた、吉倉君・辻本君・久野君・浅見君・佐々木洋平君・金井さん・石川さん・松田さん・光永さん・井上さん・小浜さん。(順不同)本当にありがとうございました。

小川記

第49期 合同同窓会報告

第49期 合同同窓会報告

第49期 合同同窓会報告

第49期 合同同窓会報告

小71期 中高14期 合同クラス会開催報告

昨年11月16日(土)午後6時から大阪全日空ホテル4F平安の間に於て、小71期 中高14期の合同クラス会を5年ぶりに開催しました。当日は同窓生120名余、先生方10名、合計130名余の参加を得まして、盛大に行う事が出来ました。

東京他各地方からも参加頂き、久方振りの再会に話がはずみました。立食パーティの後、各クラス毎に先生方と記念撮影を行ない、午後8時からは場所を移しての二次会を行ない、同期生の吉川裕之君がリーダーを務める著名なジャズバンド〝サウスサイド・ジャズバンド〟による生演奏を楽しみながら、別れを惜しみつつ、午後10時に散会しました。

今回の開催にあたり、各クラスの幹事役の皆様、とりわけ女性陣の御協力により、予想を上廻る参加者を得ました事に深く感謝致しております。又、大阪全日空ホテルの15期生の西村取締役にも大変お世話になり、紙面を借りて厚く御礼申し上げます。

久し振りの合同クラス会という事も有り諸々至らない点も有った事とは思いますが御容赦頂ければと思います。次回、数年後には又、お会い出来る事を楽しみにして居ります。

平成15年2月25日 幹事 大室勝一

教育研究助手(小学校勤務)募集のお知らせ

卒業生のみなさん、母校で教育研究助手として働いてみませんか。採用条件を参照の上、ぜひ応募してください。

採用条件

採用予定人数 若干名

職種 教育研究助手(児童観察や教員の手伝い等)

平成15年4月より勤務可能な者

1.追手門学院小学校卒業生の女子

2.対象期生 103期生~106期生

3.短期大学、4年生大学卒業生または15年3月卒業見込み(教員免許不要)の者

その他、詳細は小学校 瀬崎教頭(06-6942-2231)までお尋ねください

2003.02.07

「大阪府民体育大会」大手前中・高スキー部試合結果

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大手前中・高スキー部試合結果

2003年1月13日「大阪府民体育大会」(全国中学校大会の予選)では、青戸健次が優勝を飾る。

全国大会への出場が期待される。

クロスカントリー 大回転

【男子】 ジュニア(5㌔) 【女子】 ジュニア

1位青戸 健次 16分0秒5

4位広瀬

4位藤井     16分19秒7

4位藤井

5位若井

【女子】ジュニア(5㌔) 1位恒川知子29分18秒2

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大手前中・高スキー部試合結果

大手前中学校スキー部スキー部が1月12日に行われた「大阪府民体育大会」(於 長野県野沢温泉スキー場)にて、男子は2,3,4,5位、 女子は優勝。

【男子】 ジュニア(5㌔)

2位 藤井19分31秒0

3位 青戸19分47秒1

4位 藤木

5位 若井

【女子】 ジュニア(5㌔)

1位恒川友子 25分29秒5

2003年追手門学院校校友会山桜会 臨時総会 開催される

会報・ホームページでお伝えしておりました、会則改定案が1月18日に行われました臨時総会におきまして原案通り出席会員の満場一致により承認されました。

これにより、少子化に伴う収入の減少と、今後の山桜会の更なる積極的活動の為に年会費制が導入されることとなりました。

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2003年臨時総会

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2003年臨時総会

新年会報告

新しい年の幕開けを告げる 新年会が開催されました。

日航ホテルは、賑やかな笑い声に包まれ 会員同士の親睦に華が咲きました。

また、横山ホットブラザーズのステージにお腹を抱える会員も多く楽しいひと時を過ごしました。

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年会費制について

山桜会臨時総会 会長報告出席者全員一致による年会費制導入決議

《出席者全員一致の賛成決議》

2003年1月18日(土)午後5時から、ホテル日航において、山桜会臨時総会が、開催されました。

臨時総会の議題は、いわゆる年会費制導入を審議するものでした。 山桜会発足以来、継続してきた終身会費制を改め、本年4月1日より、終身会費を入会費とし、毎年、別途、年会費をお願いする、

というものです。これは、山桜会会則6条に終身会費制をうたっており、年会費制を導入をするためには、会則改正が必要で、改正のためには、総会に出席した正会員の過半数の承認を得る必要がありました。会員のみなさまのご理解のうえ、総会出席者全員の賛成で、会則改正がなされ、年会費制導入が決議されたことをご報告申し上げます。

《趣旨説明》

年会費制導入問題につきましては、山桜会会報・ホームページを通じ趣旨説明を掲載して啓蒙活動を重ねたうえ、昨年秋、茨木中高の校舎で開催された山桜会理事会において、出席理事全員一致の決議により年会費制の導入を決議したものであります。年会費制導入の必要性ないしその趣旨説明をさせていただきます。

1.根本的なことは、日本の少子化現象により、生徒数の減少傾向が現実のものとなりつつあることです。入学する生徒数が減少すると、確実に卒業生の数が減ります。それだけ終身会費を納める生徒数が減り、山桜会の財政基盤そのものが、危うくなり同窓会活動に支障を来すことになりかねない、という問題があります。

2.現在の山桜会活動が、ホームページの運営など、以前にもまして飛躍的に活発化してきており、将来的には活動経費が増加傾向が予測されることに対処する必要がある、ということです。

このことは、少子化に伴う収入減少が余儀なくされ、一方では、同窓会活動の活性化に伴う経費増大対策を今から対処する必要がある、ということです。

とはいえ、現在の活動のほとんどは、執行部の手弁当・持ち出し等人件費面では執行部のボランテアに頼っており、飲食代に使うことはありませんが、卒業生名簿の発行・整備、パソコン導入、通信費、印刷代など、ボランテアではカバーできない経費が増加するため、今のうちに、財政的裏付けを考えておく必要があるからです。

3.山桜会の活動方針の重点は、母校の教育改革に目が向けられています。教育改革支援の一環として、山桜会賞の創設など現役生徒に対する支援活動も含まれており、私たちの年会費を生徒を含む母校に還元していこうという発想があります。

卒業生にとって、母校が発展することは好ましいことであり、山桜会は、今後もこの教育改革支援路線を進めていく所存です。

この意味で、私たちの今後の年会費収入は、その多くを母校の教育支援に向けられていく、という趣旨でご理解いただければ幸いです。会員のみなさま、よろしくご協力のほど、お願い申しあげます。

2003年1月22日 山桜会 会長 川原 俊明

追手門学院大手前高等学校 第49期 合同同窓会 2003年1月13日

同窓会予定初冬の候、皆様各位におかれましては益々ご清栄のことと、お喜び申し上げます。 さて今般、成人の日にちなみ合同同窓会を下記の通り開催する運びとなりました。万障お繰り合わせの上、是非ともご出席頂きます様、ご案内申し上げます。

開催日:2003年1月13日 午後6時~午後8時

場 所:リッツカールトン大阪 2F 「ガーデンルーム」

会 費:13,000円

幹 事:49期 合同同窓会実行委員会

問合先:masahumi731@hotmail.com

追手門学院小学校106期成人式同窓会 2003年1月12日

同窓会予定小学校を卒業して早8年の月日が経ちました。成人式を迎える106期生の学年同窓会を、小学校で開催致します。恩師や旧友たちとの昔話に花を咲かせ、一緒に成人を祝いましょう。保護者の皆様のご出席も大歓迎です。立派に成人した姿を是非見に来てください。

開催日:2003年1月12日 午前11時

場 所:追手門学院小学校 110記念ホール

幹 事:106期生成人式同窓会実行委員会

問合先:sugita@otemon-e.ed.jp

2003年山桜会 新年会

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2003年山桜会 新年会

日 時 平成15年1月18日(土)

午後5時30受付 午後6時00開演

会 場 ホテル日航大阪5階  鶴の間

会 費 10,000円 中高生は、5,000円 小学生以下無料

問合せ先 山桜会事務局 TEL:06ー6940-3481

office@yamazakurakai.com

ゲスト 横山ホットブラザーズ パンチみつお

2003年会長新年の挨拶「新年あけましておめでとうございます」

「新年あけましておめでとうございます」

「新年あけましておめでとうございます」

昨年は、4月から新執行部の立ち上げ以来、会則改正、学校法人への役員参画、総会開催、先生方との懇談会開催等、執行部の皆さんとともに積極的な活動をすることができました。これも、会員の方々の絶大なるご支援のもと、評議員・理事そしてこれを支援してくださった皆様方の御協力のたまものと、深く御礼申し上げます。

そして2003年を迎え、追手門学院の教育改革も、徐々に成果を上げつつ、次の段階に進んでまいります。

卒業生組織である山桜会としても、追手門学院の教育改革に全面協力する立場にあり、インターンッシップなど卒業生ならではの観点から改革推進に向けて、大いに頑張ってまいりました。山桜会の会員自身も、さらにわが母校追手門学院の現状に目を向け、改革推進に協力していく必要があります。

その一つの方法は、わが子息を母校追手門学院に進学させることによって、我が子の成長と自分の懐かしい学生生活を享有することの楽しみを感じるとともに、その中で、母校の教育改革を実践し、母校とともに築き上げていくことです。

現在、追手門学院では、大阪でも最高の難関校である追手門学院小学校のみならず、進学校をめざす茨木中高、世界的視野を踏まえた指導者の育成をめざす大手前中高、国際的教育環境を育成する大学・大学院など、115年の伝統を踏まえながら、各学部が個性的な学校教育をめざしています。

卒業生の皆さんも、今年からは、一層母校である追手門学院に目を向け、子弟の教育環境を追手門学院に任せてはいかがでしょうか。

1月18日(土)の新年会・臨時総会で、みなさまとお会いすることを楽しみにしています。ぜひとも多数ご来場いただきますようよろしくお願い申し上げます。

皆様方の今年のご活躍とご健康をお祈り申し上げます。

山桜会 会長 川 原 俊 明

2003.1.元旦

不明者リストを見て 金城平八郎

不明者リストを見て 金城平八郎

私は昭和17年に偕行社学院に入学し、6年1学期迄在学しましたが、卒業を目前にして、涙を呑んで三重県の小学校に転向した小59期の金城平八郎です。

山桜会のホームページを初めて開けてみました。この私が山桜会の一員である事を知って飛び上がらんばかりに喜びました。そして私が住所不明扱である事も分かり、このようにお手紙を差し出している次第です。

同封の写真は、私の部屋の壁に掛けてある写真です。

制服制帽の小学1年生当時と、2年の夏の制服で父と奈良に行ったときの記念写真です。私の生涯で最も大事な写真です。

小59期生の同窓会会員名簿が昭和19年即ち小学校3年時を基準にして下さっている山桜会のご高配に心から感謝致します。

昭和19年、私たちが小学校3年の時に、米軍空襲から避難するために学校疎開することになり、同級生の1/3は断腸の思いで偕行社を去りました。

池口小太郎君(堺屋太一さん)もその一人だったと思います。

ともかく3年次を基準にして同窓会名簿を作成して下さったことに重ねてお礼を申し上げます。

小59期 金城平八郎

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小59期 金城平八郎


* 金城平八郎さんは、12月6日に行われました理事会におきまして3号会員として承認されました事をご報告申し上げます

2002年新年会のお知らせ

2002年新年会

2002年新年会

2002年 新年会

日時:平成14年1月19日(土)

午後5時30分 受付開始

午後6時 開会

場所:太閤園 2階

ゴールデンホール

tel 06-6356-1111

大阪市都島区網島町9-10

会費 一般10,000円

学生 5,000円

お問い合わせは、

山桜会 事務局まで 06-6940-3481

*追手門学院中学15期の越智則英氏によりニューイヤーコンサートがあります。その他 新春大抽選会を行います。

山桜会の新年会は、総会とは別の趣向を凝らした催しで、楽しい企画が盛りだくさんです。会員同士の親睦のみならず、母校の多くの先生方との再会の機会でもあります。ぜひご参加下さい。

手作りバイオリンに挑戦 小学校音楽講師 植島義一

作り方 1

小さい時から、バイオリンを作ってみたいと思っていましたが、機会にめぐりあいませんでした。

しかし5年ぐらい前から材料が手に入り、手作りバイオリンに挑戦をすることができ、今までに十数台作る事が出来ました。

仕上がったバイオリンは、ニスの色、音色等、一台ずつ微妙に違い、手作りの難しさと、良さを感じています。

1 表板、裏板を削る。

表板(えぞ松)裏板(かえで)

カンナで均一に削る。 (あまり薄くならないように心がける。)

zu01
ペーパーで磨く(荒目より順番に細かくする。240番~1000番

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バスバー(力木)を調整して接着する。

zu03
ラベルを作成して、裏板のf穴の下に貼り付ける。
表板と裏板を接着する。
ニカワ及びボンドを十分ぬってむらのないようにする。
またはみ出た分は、きれいに拭き取っていく。

zu04-5
パーフリングを埋め込み接着する。
パーフリングとは、表板のエッジに入っている縁取りのことです。(図6-1)
まず、各コーナーのパーフリングを入れて、溝の最終仕上げをする。
各コーナーで尖った状態で結合する。
前もって結合する状態でパーフリング同士で、あわせておく。
パーフリングを接着し、乾燥。丸のみで溝より突き出ている分をカットして、なだらかな窪みをつける。

zu06
サドル(下枕)を削って表板後部に接着する。
サドルを取り付けるために、表板にカットを入れる。
カットする部分は表板の最下部(図7-1)で、中心線より左右対象にした位置で、カットの深さと広さは、(図7-2)に示した通り。

サドルには前後があるので、よく確認した上で接着する

zu07
ネックの固定。
いよいよネック部を胴体に固定する。
ネックのナット部から胴体までは、130ミリメートルですので、5~6ミリメートルほど、胴体の接着部分に切り込みを入れる。
ネックが胴につく場所の立ち上がりを6ミリメートルとし、指板の先端の中央の表面上部から21ミリメートルの寸法をとる。
ネックが左右にふらないように、まっすぐになるように注意する。
(表板の中央の継ぎ目、指板、サドルの位置を相互確認することによって、確認することができる。)

zu08
サウンド、ポスト(魂柱)を削り立てる。
魂柱の正しい長さは、(図9-1)の矢印で示したfホールの頭の部分に、魂柱を差し込み、fホールより飛び出た部分をカットする。 (少しでも長いと金属的な音がでるので、細心の注意をする。)
魂柱は、(図9-2)の様に立てるので、裏板と表板 の曲線を持った面に合う様に、両端の面を合わす。
カットが終わったら、魂柱を立てる。(図9-3)に示した様に、魂柱立てに魂柱を刺し、fホールより挿入する。
魂柱を立てる正しい位置は(図9-4)の通りで、その位置の微調整は、反対のfホールより挿入して行う。

zu09
バイオリン全体をペーパーで磨く。
(荒目より順番に細かく、240番~1000番) 図10
指板のネックを4等分する。図11

zu10
ニス塗り。
2~3倍に薄めて、薄くぬる2~3回ぬる1回ごとに1~2日十分乾燥する、塗りむらがでないように細心の注意をすることが大切です。

zu12
1色づけできたバイオリンの表面にクリアーニスをぬる。
(少し薄め表面に膜をはるようにぬる2~3回。1回ごとに十分乾燥
させること。1~2日おく。)

zu13

尾止め、顎当て、ブリッジ(駒)合わせをして、絃を張り仕上げる。
駒は絃の張力によって表板に固定される。
そのため曲線をもった表板の面に合うように、駒の脚の面を削る。(図14-1)

また、指板に面している側の駒の面をヤスリで削り、上部の端が約1ミリメートルの厚さに削り、仕上げをサンドペーパーで磨く。(図14-2)

絃の高さは、指板の端のところで測って、E線で2.5~3ミリメートル
G線で4、5~5ミリメートルになるように削る。(図14-3)
最後に絃を止めるためにヤスリで刻み目をつける。(図14-4)

zu14-1

zu14-2
以上、今回は中国産の材料を使って挑戦しましたが、出来上がりに限界があることに気づきました。次回は、高度なバイオリン制作を目指し、西ドイツ「カール、ヘフナー社」のストラディバリウス、モデルに挑戦したいと考えています。

2002年12月10日

カナダ研修によせて 追手門学院大手前中高等学校 歌丸 茂雄

追手門学院大手前中高等学校 歌丸 茂雄

追手門学院大手前中高等学校 歌丸 茂雄

私は中学2年生・インターナショナルコースの生徒たちが参加するカナダでのサマースクール(Wynchemna International Language)の引率として同行してまいりました。

本年度から追手門学院大手前中高等学校に赴任したということもあり、正直なところ「わたしでいいのかな?」と躊躇する気持ちがあったのですが、校長先生より直接お話をいただきましたし、私自身にとっても有益な経験ができると思いましたので、承諾させていただきました。

カナダでのサマースクール(Wynchemna International Language)は、日本をはじめ、韓国、中国、台湾の生徒やメキシコ、ドイツ、フランスなどの様々な国の学生が参加しており、「Second Language」としての英語を学習する3週間のプログラムです。

サマースクール中、生徒たちは大学の寮(ドミトリー)に滞在し、午前はレベルに応じて班分けされた英語のレッスン、午後からはActivityと呼ばれる「課外活動」の時間となっています。Activityは多種多様のスポーツを経験することができます。日本ではなじみに薄い、インラインスケート・アイスホッケー・ラグビー・クライミング・カヌー・カヤックなど私自身もそうだったように、ほとんどの生徒がはじめて体験するスポーツに戸惑いながらも楽しく参加することができました。

英語の授業でNativeの先生から基本的な英語を学び、Activityでスポーツなどを通して、日常生活の英語を活用する・・・実に実践的なプログラムだと感じます。

また、期間中ロッキー山脈近辺でのキャンプ生活もプログラムに含まれており、色々な国の学生とテント張ったり、洗い物をしたりキャンプファイヤーを囲んだり、テントで寝たりと、それらの共同生活を通して文化や生活スタイルを語り合っていたようです。

帰国時の飛行場では他国の生徒の話で盛り上がり、別れを惜しむ涙を流し、円満の「楽しかった!」という表情で3週間の生活を振り返っていました。

確かに、英語を「Second Language」として使用している学生と比べ、本校の生徒たちの英会話はカナダの先生方や、私や他の学生たちに対して、ギクシャクした単語のみでの英語が多かったと思います。しかし「英語を口に出してしゃべる」ということ自体、日本人は苦手である、ということを考えれば、格段の進歩ではないかと思われます。

楽しく英語を話す⇒意思が通じて会話が弾む、という「楽しみ」を理解した生徒たちは、今後の楽手に大きな影響を与えたのだろうを確信しました。

彼らは今後、イギリスに短期・長期留学をします。この貴重な経験を今後につなげていってほしいと思いますし、私も彼らのこれからの飛躍に協力していていきたいと思います。

2002年12月9日

大手前中・高  加地 祐子

はじめまして。本年度より本校でお世話になっております、加地祐子です。中学1年生と中学2年生の理科2分野と高校2年生の生物1Aを担当しております。また、本年度から新設されたBio-IEコースの担任も持たせて頂いております。去年度から、改革の一環である『コースの新設』が実行されましたが、それに遅れること1年、ようやくBio-IEコースが立ち上がりました。

その1期生の担任となり、今実感していることは、Bio-IEコースには、入学する前から将来理系に進む意識を持った生徒が多く、その理科的探求心は私自身驚かされるほど素晴らしいものだということです。だから、その探求心をさらに伸ばし、育成することが出来るような授業・実習ができるよう心掛けています。

私が授業で一番重要としていることは、実際に目で観察させたり、体験させたり、身近なもので例をあげたりすることによって、生徒に実感させ、イメージをつけさせることです。また、授業の中で関連する余談なども取り入れ、生徒の興味を引き付けることも大切にしています。

また、このような授業を展開できたとしても、一方的に進めていくだけでは、生徒が本当に理解しているか、興味を持って聞いているかなどがわかりません。だから、授業中は出来るだけ生徒の反応を見たり、理解できているか確認したりしながら進めていくようにしています。

生徒の理解度を確認する意味で、今年度から始まった『週テスト』は重要な意味を持っていると思います。生徒自身も『週テスト』の存在を意識していますし、復習をする習慣が自然についてきているようです。

本校にお世話になり始め、もうすぐ半年が経ちます。私は常々生徒に「人の嫌がることをしてはいけない。」「自分で責任を取れない行動をとってはいけない。」ということを指導しています。特に中学生は、心と体の成長がアンバランスで、誰かがどこかでブレーキをかけてあげないと、その未熟な心では制御しきれないパワーで過ちを犯す可能性を多いに秘めています。

よって、生徒が道を踏外すことのないよう適切にサポートすると共に、信頼関係を築いていけるよう、これからも日々奮闘していきますので、どうぞ宜しくお願いします。

2002年12月9日

CheerLeading指導にあたって 追手門学院大手前中・高等学校 43期生卒 社会科 幸田千絵子

CheerLeading指導にあたって 追手門学院大手前中・高等学校 43期生卒 社会科 幸田千絵子

CheerLeading指導にあたって 追手門学院大手前中・高等学校 43期生卒 社会科 幸田千絵子

はじめまして。今年から追手門学院大手前中・高等学校でお世話になっています、幸田千絵子です。中学2年生の社会と、高校2年生の政治経済を担当させていただき、中学2年生の副担任をさせていただいています。

この度、学校祭で行います「チアリーディング」の指導にあたることになり、夏休みから生徒たちと一緒に練習しています。「チアリーディング」って・・?と思われるかたがほとんどだと思います。私自身本校の43期生で、随分昔になりますが私が在校していた時にも学校祭で「チア」と称してみんなでダンスを披露しました。本来、「チアリーディング」はれっきとしたスポーツであり、私自身大学に入り「チアリーディング」というスポーツに出会い、初めてどういったスポーツなのかを知り、その結果どっぷりとはまってしまいやめられずに現在に至っています。

「チアリーディング」というスポーツは、身近なところでいうとアメリカンフットボールの試合等で目にすることができます。ダンス、そして人を跳ばしたりと、一般的に想像している「チア」とは違ったものであると思われます。その「チアリーディング」をこの機会にみなさんに実際見ていただきよく知っていただければと思っています。指導は、私と私の後輩たちでもあります、追手門学院大学チアリーディング部の学生たちにきてもらい、練習にあたっています。生徒たちは、のみこみが早く練習意欲もあり、日に日に上達していくのが目にみえ、とても楽しく指導させていただいております。

この、学校祭でチアを・・、という話は私のほうから呼びかけたのではなく、生徒たちの中から「やってみたい」といった声があるというのを聞き、亀井校長先生から「指導を・・」とお話をいただき、「是非!!」と、お受けさせていただきました。まず生徒たちを集め、したことは、「JAPAN CUP」というチアリーディング選手権の全国大会のビデオをみせたことです。生徒たちが考えている「チア」と、本来私が指導できる「チアリーディング」が全く違ってこないようビデオを見せ、確認しました。そこで生徒たちはビデオを見てからも、「チア」がしたい、こんなことやってみたい、などの声があがっていたので、私も気分よく指導できています。

「チアリーディング」というスポーツを通じて、私が得たものは数多くありますが1番大切なものは、「自分らしさ」です。どんなスポーツにも共通することですが、自分が1番自分でいられる場所の一つ、それが私にとってチアリーディングです。今回チアリーディングを経験したことによって生徒たちが、何でもいいので得るものがあれば、自分を表現できる場の一つになれば私も幸せです。また、今回チアリーダーには参加していない生徒たちにも、何か感動を与えることができたらなと思っています。

生徒の、「こんなことをしてみたい」、そう思った事に対してできる限り答える。

この姿勢が常に大切であると思います。今回の「チアリーディング」の件も、この考えが根底にあったからこそ実現したものです。

私が在校していた時から今も変わらず感じている本校のよさ、それは「あたたかさ」です。

「学校が大好き」、「先生が大好き」。「友達が大好き」。これが1番大切な事だと思います。今回、「チアリーディング」を通じて本校のよさがみなさんにも伝われば、少しでも伝えられるお手伝いができれば、私自身とても幸せに感じます。

学校祭が終われば、オーミストン校来校の際の歓迎セレモニーでも披露することになっています。生徒たちが「チアやってよかったね」と言ってくれるよう、頑張って指導していきたいと思っています。よろしくお願いいたします。

2002年12月9日