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インターナショナルコース・中2カナダ研修を終えて 大手前中・高 インターナショナルコース代表 西浦 誠

ドイツから参加した17歳の青年にとって、今夏は5回目のESLサマースクールとなった。過去4回は、イギリスをはじめヨーロッパ圏内で実施されたサマースクールに参加してきた。しかし、彼女にとって最も関心のあるアジア諸国からの参加者は、残念ながらほんの一握りであった。そこで、よりインターナショナルな雰囲気を味わうことの出来るプログラムということで、今年は、このWynchemna Language & Learning Centre のインターナショナル・キャンプへの参加を決めたのである。

事実、本校インターナショナルコース(IC)のこども達同様、はるばる太平洋を渡ってきた韓国・台湾・香港などの若者達、また大西洋を渡ってきたイタリア・フランス・ドイツなどの若者達、そしてメキシコ・ベネズエラなど中南米諸国の若者達が、カナディアンロッキーを目指して大集合していた。

国際感覚あふれるキャンプ生活が、悠久の大自然の中で繰り広げられたのである。もちろん、各々が母国語をしゃべっていたのでは、まさに「バベルの塔」の逸話どおり、騒々しい雑音にしか過ぎない。お互いの意思を伝えあう唯一の共鳴手段は、共通言語たる英語しかあり得ないのである。

それでも、韓国人の話す英語・イタリア人の話す英語・メキシコ人の話す英語等々には、それぞれユニークな特徴があり、慣れるまでに少なからず時間がかかった。そう言えば、丁度一年前のIC・シンガポール研修においても、シンガポール人の英語(シングリッシュ)の発音は、英国人教師・ベッキー先生のものとは少々異なっていた。いずれにせよ、ICのこども達は、英語の持つ国際性を嫌というほど体験することができたのである。

ところが、ESL(English as Second Language)とEFL(English as Foreign Language)の違いは大きい。我々日本人参加者にとって英語は外国語であり、ひとたび日本に帰国すれば、新学期にベッキー先生の英語の授業が始まるまでは、英語を使う環境はほとんど皆無に等しい。

これに比べ、台湾・香港・イタリア・フランス・ドイツ・メキシコ等から参加している青年達にとって、おそらく英語は第二言語としての位置を確立しているのであろう。ある程度のバックグラウンドを有しており、第一言語と第二言語との切り替えが、彼ら自身の中でしっかりと行なわれている様に感じられた。

「Can you speak English?」ではなく「Do you speak English?」の問いかけは、「外国語としての英語」ではなく「第二言語としての英語」を象徴するものであった。香港から参加していた16歳の青年は、至極あたりまえのことであるかの様に、アメリカの大学への進学意思を固めていた。

選択肢はこれしかあり得ないと言うほどの、傾注ぶりである。彼女の英語はとても流暢であり、高い目標をもつ者だけが放つエネルギッシュな輝きを感じ取ることが出来た。やはり、日本の英語教育は遅れている。

さて、追手門ICのこども達について、である。彼らは、シンガポール研修・カナダ研修と2年連続でEFL(ESL)サマープログラムに挑戦し、見事に大冒険の夢を果たすことが出来た。コミュニケーションにおいて、自己表現力のたくましさに少しずつ磨きをかけつつあると言うことが出来るのではないだろうか。

ただし、決まり文句的なフレーズや、英単語の羅列、身振り・手振り等に負うところが大きかったのも事実である。彼らが将来「第二言語としての英語」を確立していくためには、きっちりとした英文を完成する習慣をつけて、日常生活レベルで英語に馴染むことが、今後の課題となるであろう。

Wynchemna のローランド校長が、「3週間のプログラムの終わりには、英語で夢を見ることが出来るかもしれない」と言って、ICのこども達を激励したことがあった。引率教員として長期滞在した私も、幾夜か夢の中で、英語で問いかけられることがあった。しかし、「こういう場合は、どう言えばいいんだろう?」と、夢の中でも、日本語を英語に作り直していたのである。おそらく、順応力に優れる若いこども達は、夢の中で、(たどたどしいながらも)英語で即応していたことであろう。あるWynchemna の先生の「英語と母国語の両方で考えるからややこしくなるのよ。英語だけにしなさい!英語だけに!!」というアドバイスが、今も耳に残る。

カナディアンロッキーのコロンビア大氷原は、太平洋・大西洋・北極海の三方向への分水嶺を持つという。ある時、大氷原の最大氷河(アサバスカ氷河)に源流を持つ、雄大なアサバスカ滝を見学する機会を得た。「今は、ご覧の通り水の力が勝ち誇り、爆流となっている。しかし、いつの日か、大自然・ロッキー(岩々)の力がまさり、水の流れを堰き止めることがあるかもしれない。」と案内板に謳われていた。見聞を広めることは、実に愉しい。

2002年11月19日

2002年11月会長・副会長「年会費制導入に、ご理解を!」

会長・副会長「年会費制導入に、ご理解を!」

《教育改革支援》

山桜会が、新体制になって早くも2年目の後半戦を迎えました。その間、私たちは、追手門学院の教育改革を支えることを標榜し、学院との関わりを重視してまいりました。

その具体的活動としては、小・中・高の各学部の先生方との意見交換会・親睦会を開催して、先生方との交流を深めて互いの理解を深めあいました。さらには大手前中高の現役生徒を対象としたアンケートの実施、そして各学部のスポーツ大会や学園祭での模擬店参加、各ptaとの連携をめざした連合後援会への参加など、学内外に対する山桜会の知名度の向上をめざすとともに、教育改革の支援活動に必死に取り組んでまいりました。

山桜会活動の高まりによって、追手門学院での山桜会の存在感がますます増大しております。同時に、追手門学院の教育改革も、各学部の先生方の血のにじむような努力で、その効果が現われ始めています。母校の教育改革をもっと前進させるためにも、山桜会からの後押しは不可欠です。

《年会費制導入の背景》

私学追手門学院の卒業生である私たちは、卒業後も母校に関与し続け、114年にわたる栄えある伝統を守り、その承継とともに新しい血を注ぎ込む役割をしなければならない立場にあります。

従来型の山桜会活動では、当該年度の卒業生が納入する終身会費を財源とし、その枠内だけで、つつましやかに、しかも少子化という社会的背景の中で極力活動を切りつめる必要があり、その範囲で細々と運営することしかできません。

しかしながら、今、私たちは、山桜会として追手門学院の教育改革支援に踏み出した以上、従来の終身会費だけに頼っていては拡大した同窓会活動を運営をすることはできません。このたび、私たちが、山桜会会員の皆様全員に、従来の終身会費を「入会費」に改めるとともに、年会費制の導入を提案させていただいたのは、このような、遠大な山桜会活動構想が背景にあるからです。

《全会一致の年会費制導入決議》

山桜会会員のみなさんも、母校追手門学院が発展する姿を見ることに何の異存もないと思います。そして母校の発展に山桜会が積極的に応援することため、会員の一人一人が年会費負担という形でぜひ応援していただくようお願い申し上げる次第です。

平成14年10月12日、茨木中高の教室をお借りして、山桜会理事会が開催され、出席理事全員の同意のもとに、年会費制導入という歴史的決議がなされました。

さかのぼって考えれば、従前の山桜会会費は、卒業時に私たちの父兄が負担してくれたものにすぎません。山桜会会員が卒業生であると自覚して、自発的に年会費を納めていただき、これによって、山桜会への参加意識を高め、山桜会活動により関心を持っていただければこれに勝る喜びはありません。

《臨時総会・新年会にご参加を》

要するに、年会費制導入は、山桜会会員の同窓意識を高める契機となるばかりか、母校の教育改革の原動力として、卒業生が後押しをする強力な手段の一つではないでしょうか。

2003年4月発効を目指す年会費制の導入は、山桜会会則の変更を伴うため、来る1月18日(土)の新年会に合わせて臨時総会を開催させていただくことになりました。

学院からも多くの御来賓とともに、各学部からも多数の先生方がご参加いただける予定です。楽しい新年会とともに、臨時総会を経て、新しい山桜会の門出を飾りましょう。

山桜会会員のご賛同とご協力をぜひともお願いいたしますとともに、皆様方のご健勝を心からお祈り申し上げる次第です。

山桜会 会長 川 原 俊 明

2002年11月8日

追手門学院校校友会山桜会 臨時総会の開催について

副会長 秋山陽彦

前号会報にも会長が強調致しました山桜会の年会費導入について、その後更に検討を重ねました結果、少子化に伴う収入の減少と、今後の山桜会の更なる積極的活動には導入は不可欠であるとの結論に達し、去る平成14年10月12日の理事会に於いて、下記の「山桜会会費規約」、及び会費導入に伴う「会則改正案」が承認されました。

山桜会会則第23条により、会則の改正には総会に於ける承認が必要となるため、来る平成15年1月18日(土)、新年会の前に臨時総会を開催致します。会費規約、会則改正案をご熟読のうえ、臨時総会には必ずご出席下さいますようお願い致します。引き続き開催されます新年会にも多数のご参加をお待ちしております。

追手門学院校校友会山桜会会費規約(案)

第1条(目的)

本規程は、追手門学院校校友会山桜会(以下「山桜会」という)会則第6条に定める会費に関する事項について定める。

第2条(適用範囲)

この規約の適用を受けるものは、会則第5条1号に定める正会員(以下「1号正会員」という)および同条3号に定める正会員(以下「3号正会員」という)とする。

第3条(入会費)

1号正会員は、入会費として卒業時金30,000円を納付する。

3号正会員は、入会費としてその資格を得た後速やかに金30,000円を納付する。

第4条(年会費)

1号正会員及び3号正会員のうち、4月1日を基準日として満23歳以上の者は毎年1回年会費として金3,000円を納付する。

ⅱ前項にかかわらず、やむをえない事由につき理事会の承認がある場合はこの限りではない。

第5条(納入方法)

第3条および第4条に定める年会費の納入手続、納入時期については、会長が定める。

第6条(規約の改廃)

本規約の制定及び改廃は、理事会の承認を要する。

第7条(附則)

本規約山桜会会則の変更を条件として平成15年1月18日より適用する。

以上

川人公一先生を囲む会のご案内 2002年11月2日(土)

同窓会予定卒業生・保護者の皆様へ

この度、十年間にわたり、追手門学院小学校長として教育の発展にご尽力頂きました川人公一先生が、学校法人追手門学院常務理事就任に伴い、追手門学院小学校長の職を退任されました。  先生のご功績を称えると共に今後の活躍をお祈りしたく、囲む会を下記のとおり開催いたしますのでご案内申し上げます。出席を希望される方は会費納入の上、期別・名前(フリガナ)住所・電話番号を記入してFAXでお申し込みください。

発起人会

開催日:2002年11月2日(土)11:30~

開催会場:帝国ホテル大阪 孔雀の間

会費:15,000円

会費振込先:UFJ銀行谷町支店(普) 5129775

川人公一先生を囲む会(カワヒトコウイチセンセイヲカコムカイ)

申込締切:2002年10月15日

問合せ先:山桜会事務局 TEL:06-6942-2231 FAX:06-6946-6022

会長2002年10月の挨拶

会長2002年10月の挨拶

会長2002年10月の挨拶

稲穂が豊かに実るとともに、紅葉の季節がやってきました。会員の皆様、如何お過ごしでしょうか。

追手門学院も、この秋には、多彩な行事が目白押しです。小学校の運動会、大手前や茨木での中高の体育祭や文化祭、大学の学園祭。生徒・学生のみなさんが生き生きとしています。

山桜会では、例年のように、各イベントごとに、「イカ焼きコーナー」を設け、現役生徒やPTA、そして先生方に山桜会の存在をPRしています。

イカ焼きの味のうまさは、みなさんには、予想以上に大好評で、いつも列をなして焼き上がるのを待っていただいています。当初、私自身、「イカ焼き」だけでは、山桜会のイメージが崩れるのではないかと心配しておりました。しかしながら、「イカ焼き」の好評さを見せつけられるにつけ、山桜会のpr活動としてのイベント参加の重要性を再認識するとともに、「イカ焼き」を乗り越えた本来の同窓会活動の活性化の必要性を改めて認識した次第です。

そして、教育改革の進む追手門学院。

山桜会は、教育改革にあらゆる援助を惜しまないつもりです。8月29日の山桜会と大手前中高の先生方との懇談会、10月12日には、茨木中高のPTAや先生方との懇親会をそれぞれ開催し、意見交換をさせていただきました。卒業生として、教育改革推進のために何か必要なのか。山桜会として何ができるのか。

これらを模索しながら懇談を進めていると、追手門学院が掲げる高邁な教育理念を一人一人の生徒にたたき込む努力。教育者としての情熱。生徒をリードする気迫。そしてこれらをバックアップするための、ptaと卒業生の協力。これらのいずれもが不可欠であると改めて認識した次第です。いまでも先生方の涙ぐましい努力は、大いに評価したいところです。

しかしながら、勝負すべきは追手門内部での評価でなく、関西全域、あるいは日本全体の学校が相手です。教育界におけるサバイバルゲームの中で、追手門学院が、創立115年に向かおうとする伝統に見合う実力をどこまで蓄積させられるか、ということでしょう。1日も早く収穫の時期を迎えたいものです。

山桜会 会長 川 原 俊 明

2002年10月22日

小90 ろ組 同窓会

平成14年5月25日、快晴の土曜日に12年ぶりに小学校90期生の同窓会を行いました。当日は、まず懐かしい小学校に集まり学校見学の後、場所を変えて懇親会を行うことにしました。

新校舎を伊勢田先生にご案内して頂いたのですが、充実した設備の教室を次々と見せて頂き皆の口からはため息が漏れるばかりでした。最後に、今の1年生の教室に入ると、一斉に「懐かしい」という声が聞かれ、その机と椅子がくっついた児童の席に、無理やりお尻をいれ座ってみました。そこで、まず1枚目の記念写真。

ろ組同窓会

ろ組同窓会(クリックで拡大)

その後、場所をニューオオタニに移し、懇親会は始まりました。最初に、故 広川勝一君を偲んで黙祷を行い、そして伊勢田先生のご挨拶、桂(田中)薫先生(私達と同期90期生です)の乾杯と続きました。瀬崎先生と吉田先生からも薫先生を通じて、ありがたいお言葉を賜りました。卒業後23年余りが経って皆おっちゃん、おばちゃんと呼ばれるにふさわしい風格になっていたのですが、やはり小学校時代の面影がある様で、すぐに「○○さんよね!」と小学校時代のあだ名で呼び合い、会話は弾んでいきました。一人一人の近況報告をし、いよいよタイムカプセルのオープンです。(本当は卒業後30年の予定だったのですが、20年と勘違いし用意してしまい、30年が待ちきれず開けてしまいました。)

担任の伊勢田先生が大事に23年間預って下さったタイムカプセルです。各々、タイムカプセルを開けて、小学校時代の出来事など思い出しては、大いに盛り上がりました。あっと言う間に時間が過ぎ、最後に2枚目の記念撮影を行い、無事同窓会を終了しました。

次回は、学年同窓会を予定しております。是非 小90期生の皆様、ご参加下さいますようお願い致します。

ろ組同窓会

ろ組同窓会(クリックで拡大)

楽しかった秋の一夕 63・6・6期同窓会

楽しかった秋の一夕 63・6・6期同窓会

楽しかった秋の一夕 63・6・6期同窓会

10月19日(土)ホテル阪神を会場として63・6・6のネーミングもすっかりお馴染みになりました私達 小63期卒 大手前中・高6期卒の同窓会を催しました。
毎回のように 恩師 神楽岡、佐藤、柴岡、中川、原田、山本の元気な先生のご出席と私達48人の懐かしい顔が揃い おかげさまで第4回を和やかに追しました。

いまでも若々しい先生方の中でも世界史を教えて頂いた中川先生が「いつまでも気力をしっかり持つことだ・・・」と73歳からピアノのレッスンをはじめられ、当日はエリーゼのためにを弾いて下さいました。私たちも見習って・・・と話し合ったことでした。

今回はいつもの顔ぶれに加え、本当に久々に中には卒業以来初めての出席もあり 回を重ねる事の大切さを思い 次回も又元気な皆様の顔を見られることを語らい乍ら帰途についた次第です。
63・6・6期 頑張ろう!(佐藤 記)

6366-memo
楽しかった秋の一夕 63・6・6期同窓会

楽しかった秋の一夕 63・6・6期同窓会

1)出石 陽一 18)南本 好恵 35)坂部 晶進
2)中島 祥継 19)石川 温子 36)石脇 憲夫
3)尾上 通子 20)宮脇 智恵子 37)岡本 興三
4)山本 治之先生 21)谷邨 友子 38)立花 利雄
5)原田 友之先生 22)槇本 長子 39)渡辺 孝四朗
6)中川 貴先生 23)山田 啓子 40)佐藤 文一郎
7)神楽岡 昌俊先生 24)中川 都子 41)細井 英良
8)旧辺 康秀 25)前田 幸子 42)井上 克昌
9)杉岡 文彦 26)吉田 明子 43)上野 俊一
10)津国 倶一郎 27)広瀬 文子 44)芥川 博紀
11)川北 博 28)越田 淑子 45)松田 一二
12)上野 秀和 29)小浜 雅司 46)藤井 千穂
13)西口 加奈子 30)三好 嘉寿麻 47)中尾 誠良
14)村井 国浩 31)水野 昇 48)八幡 雅志
15)奥脇 武敏 32)古我知 賢二 49)山口 重長
16)山田 舷 33)川畑 孝夫 50)田中 奎介
17)中川 正文 34)田端 豊
当日出席された佐藤 良和先生、柴田、枡田 昌昭、 中川 勝男氏は写真に入っておられません。

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大手前中高23期同窓会

責任が重くのしかかる年代となった今、同級生と他愛もない四方山話をし、ストレスを解消しませんか、と呼びかけ、10月5日土曜日帝国ホテル大阪ペガサスの間に於いて平見先生、大村先生、田中先生、森先生、山本先生、原田先生にご出席頂き、同窓会を開催致しました。 司会の橋本君の開会挨拶、そして大村先生の「乾杯」の声とともにカーテンがオープンし、美しい夜景を臨みながらの楽しい同窓会は始まりました。数十分の歓談の後、各先生にお言葉を頂きました。
特に平見先生の85歳でとてもお元気な話しっぷりを拝見し、感動致しました。受付で各自取って頂いた色紙のカラー診断を行い、アンケート結果(山桜会ホームページに掲載しております)を発表し、旧姓加納さんのシャンソンを聞き、幹事が閉会の挨拶をさせて頂き、2時間の同窓会は幕を閉じました。

出欠のお返事時にお答え頂きましたアンケートの結果からも立派に成人してることがわかり、こんなに立派な姿で同級生が集まれるのも、偏に大手前中高で厳しく教育してくださった先生方のお陰だと存じます。

追手門学院大手前中高を卒業したことを誇りに思い、23期が益々社会でご活躍されることを祈りつつ、2年後の同窓会で一人でも多くの方にお目に掛かれる事を楽しみにしております。

大手前中高23期同窓会

大手前中高23期同窓会

追手門学院小学校  桂 薫

卒業生のみなさん、こんにちは。お元気で過ごされていますか?

私は今、118期2年い組の担任をしています。

私学の良さの一つに、卒業しても深く長くお付き合いが続き、いつ訪ねても恩師がそこに居られる、というのがあると思います。5月25日(土)、卒業生でもあります私は、追手門学院90期生ろ組の同窓会に出席し、それを実感してきました。

今回、同窓会の幹事をしてくれた現保護者でもある2人が、私に同窓会をしようと思うと教えてくれたのが今年の3月。その時には、住所が変わっている人も多いだろうから、夏休みぐらいになるかなと言っていたのですが、私たちには強い味方がありました。山桜会の名簿です。その後、幹事さんたちの努力もあって、住所の分からないのは1人とゆうことになり、動き始めてからわずか3ヶ月足らずで、同窓会開催にこぎつけてくれました。

午前10時に17名が学校に集合し、5・6年の担任の先生であられる伊勢田教頭先生に、校舎の案内をしていただきました。みんな、校舎の素晴らしさに感心していました。

その後、場所をホテルニュー・オータニに移しまし、まず、平成4年に不慮の事故で亡くなった広川君に黙祷を捧げました。伊勢田先生にご挨拶をいただき、瀬崎先生と吉田先生からいただいたメッセージの紹介をし、24名で食事をしながら昔話に花を咲かせました。

私たちのクラスは、卒業時に2つのタイムカプセルを作っていました。1つは卒業の10年後に、もう1つは30年後に開封するものです。「10年後」の方は、以前の同窓会で開けました。今回の同窓会は、卒業24年目なのですが、集まりが良かったので「30年後」の方を開封する事になりました。この2つのタイムカプセルは、伊勢田先生が改築のためのお引越しの間も、ずっとご自宅で大切に保管して下さっていたものです。

ダンボールには、クラス全員の寄せ書きと共に、6年生だった自分からのプレゼントが入っていました。赤帽を入れていた者、筆箱を入れていた者、新聞を入れた者、写真を入れた者、林間のお土産を入れていた者。そして、自分への手紙には、当時の現状や夢、30年後の自分に対する希望が書かれてありました。小学校時代の夢を叶えた者、理想と違った者、いろいろいましたが、そこには、少しのかび臭さと共になんとも言えない甘い空気が流れ、場の雰囲気も一気に和み、その後閉会まで大いに盛り上がりました。

今回の同窓会で、私自身、追手門で育ててもらえたことに感謝し、普段の忙しさについつい忘れかけていた、追手門学院小学校に勤めることができた喜びを再び思い出す事ができました。

幹事さんをする人は、大変かもしれませんが、皆さんも是非、同窓会を開いてください。懐かしさに浸るだけで無く、人生の中での自分の位置を確認でき、明日への思いが湧いて来ると思います。我々90期生は、次ぎに学年同窓会をしようと、ろ組の新幹事を決定しました。90期生のい組・は組の方で、幹事を引き受けてくださる方は、是非、ご一報下さい。お待ちしています。

2002年10月16日

勉強合宿 大手前中・高 松木 暉

今年2年目の勉強合宿は、場所が信貴山から赤目四八滝の入口のホテル対泉閣に変わりました。高1 12名、高2 20名、高3 5名、教師 7名、ちょうどバス1台分と手軽な人数でした。初日は小学校の団体と一緒であったが、以後団体は我々だけ、一般客も少なく、静かで広々としており、温泉も好評でした。

昨年多かった51期(現高3)は予備校の夏期講座などのため、昨年の高3の如く少数となりました。 1日12時間の勉強(うち3時間が授業、あと9時間が自学自習)は、昨年は 少し気負ってやっていた感がありましたが、今年は2年連続の人もあり、ごく普通にこなしていました。

高1には普段あまり勉強に集中できない生徒も参加していたようですが、 雰囲気が良かったのでしょう、良く頑張っていました。 今回の3泊4日の経験が将来に生きることを期待しています。生徒の感想を1篇紹介しておきます。

高3ー1 久堀 雅志

私はこの勉強合宿に行ってとても満足しています。理由は次の三つです。

1. 1日中先生が居るので、いつでも質問できるということ。

2. 周りの人間も勉強しているので自分も勉強したくなり、競い合って自分の学力が上がるということ。

3. 周りに友人たちが居るので合宿での苦労を共にできるということ。

であります。そして周りが自然に囲まれ、近くに有名な滝があり、 夜見に行っときは、滝がライトアップされていて幻想的な世界に感動してしまいました。 これを機転に最後の1日にラストスパートをかけました。 不思議なことにスパートをかけたにもかかわらず、疲れを感じませんでした。 これは慣れというものかと思い、そしてあることに気づきました。

それは勉強合宿というものは夏の猛勉強の準備期間であり、勉強に対する慣れを作るためのものだと。 これを機に後ろに恐ろしい先生が居るような緊張感を保ちながら家に帰り、 夏の猛勉強で燃え尽きたいと思います。 そして半年後の大学受験を万全の状態で受け、そして見事合格し、ハッピーな春を迎え、 来年の夏は今年分も含め、夏休みを満喫したいと思います。

2002年10月15日

追手門学院 二期会(小59 中2 高2期)同窓会 2002年10月12日

二期会(小59 中2 高2期) 同窓会

二期会(小59 中2 高2期) 同窓会

暑中お見舞い申し上げます。今年の二期会は、10月12日(土)の夕方からヒルトンホテル(JR大阪駅前)で開催します。詳しいご案内は、9月はじめにお送りしますが、とりあえず予定表に書き込んでおいて下さい。

開催日:2002年10月12日

開催会場:ヒルトンホテル

幹事:田原 一,江本 茂男,川阪 益造,黒山 孝司,宮崎 隆治,二宮(井上)俶子,多喜(三田)晴代

八桜会(い組)クラス会(昭和8年卒 偕小44期) 2002年10月11日(金)

同窓会予定立秋も過ぎたと云うのに猛暑が続きますが、お元気にお過ごしでしょうか。暫く抜けていましたので、又クラス会をとの話しになり3年ぶりに集まろうと云うことになりました。紅葉の季節になりますと混雑しますので、少し早いですが、10月中旬のウィークデーに致したいと思います。お忙しいことと思いますが、段々年と共に集まり難くなりますので、今から予定して頂いて、是非秋の京都をお訪ね下さい。

開催日:2002年10月11日(金) 開宴 午後12時30分

開催会場:近又(きんまた) 京都市中京区御幸町通四条上がる(電話 975-221-1039)

北の方に行けば静かな場所がいくらもありますが、交通の便の悪い所は困りますので町中ですが古い町屋を改装した少し落ち着く場所にしました。

会費:1万円

幹事:八桜会 小山、京極、矢野

連絡先:office@yamazakurakai.com(山桜会事務局まで)

中3(54期生)学習登山を終えて 大手前中・高 中3学年主任 仲野 敏晴

中学校生活最後の行事である長野県「蓼科山」への学習登山は、下記の旅程で無事終了することができました。

私は、中3学習登山の引率をする度に、初めて本格的な登山を体験した時のことを思い出します。

中1でキャラバンシューズを購入して、六甲山中を流れる川沿いに頂上を目指すコース(西山谷ルート)を登った時のことです。十数個もある滝横の崖をよじ登らなければいけない所で、最初は、「恐怖」だけが私の心を支配し、「登りたくない・帰りたい!」という気持ちでいっぱいになっていました。しかし、その時引率して下さっていた(故)多田先生は、我々のそんな気持ちを察し、周りに生息しているシダ類やコケ類・マムシ等の自然に関する話をして下さいました。この後、気持ちが紛れ頂上まで登ることができました。この時、ただ山を登るだけでなく、自然を感じながら登る楽しさを教わったような気がしました。

今回の学習登山は、天候にも恵まれ、93名の生徒が「蓼科山」頂上に立つことができました。日本百名山の1つに登頂したのですから、これを機に登山の面白さを見い出して、登山者名簿を提出しなければ登れないような山にも挑戦してくれる人が将来増えることを願っています。

中3(54期生)学習登山を終えて 大手前中・高 中3学年主任 仲野 敏晴

中3(54期生)学習登山を終えて 大手前中・高 中3学年主任 仲野 敏晴

2002年10月8日

大手前中・高 教頭 入試担当 南 登章生

大手前中・高 教頭 入試担当 南 登章生

大手前中・高 教頭 入試担当 南 登章生

皆様すでにご存じのように創立50周年を契機に、亀井校長のもと、

21世紀へ、50年の集大成として新教育改革の提案。

Internationalコース・Bio-IE Scienceコース・Exceedコースの3コースを創設。

本校だけではなく、教育は今大きく変わろうとしています。

外部への広報のノーハウや戦略もなく、塾の名前さえも知らず、業界では化石とも称されていた本校。とは言うけれど担当者がいなかったワケではない。学校が広報宣伝するとは及びもつかなかったのであろう。

入試広報の仕事を3年前からさせてもらうことになって、広報活動で15年~20年の遅れをひしひしと感じています。

塾などでは、「追手門は教育内容がわからない」などとも言われる始末。

この3年間、中学入試の志願者は、厳しい少子化の中で、

平成12年度  152名

平成13年度  167名

平成14年度  188名

と僅かながらも増加傾向にあります。

中高連主催の「私学展」や塾からの入試説明会にも数多く招聘されるようになり、志願者からの質問なども大ブレイク、3コースの教育内容やシステムが浸透し、理解されつつある手応えを確信しています。

今、当然のことながら、私たちの教育の実践、そして成果が問われています。本年から実施の「週テスト」(週の初めの月曜日の一限)も、中学1年生の生徒の93%から学習に効果ありと好評。みなさんご存じの濠沿いの図書室では午後8時30分まで学習。夏休みも終日図書室を開放して教員が指導。授業内容の精選はもとより、放課後の補習体制も順調に始動し、効果も出ています。

大学受験の実績は学校であるが故に当然のこと。また一方、偏差値だけではない個人の特性を伸ばす教育への反響も年々大きくなりつつあります。21世紀の私たちはハイブリッド入試「四教科総合問題」により、見えぬ多彩な能力個性の発掘をテーマに、時間はかかりますが個人の特性を生かした教育をも実践します。

「自分探しの旅」と題した職業体験への歩みとしたインターンシップでは、卒業生の皆様には多くの方にご理解とご支援を頂き、マンツーマンのご指導を賜っていますことを御礼申し上げます。

1月29日・31日の中学入試へのご受験をお待ちしています。

塾訪問をしている時、卒業生や山桜会の関係の方にお会いすることも多くあります。お声をおかけ頂きますことを楽しみにしています。

2002年10月8日

追手門学院大手前中高23期同窓会 2002年10月5日(土)

同窓会予定暑中お見舞い申上げます。皆様お元気でいらっしゃいますか。前回の同窓会よりはや2年、皆様それぞれご活躍のことと存じます。

さて、恒例の同窓会を下記の要領で開催致します。責任が重くのしかかる年代となった今、気楽に過ごしていた頃の同級生達とよもやま話をし、ストレスを発散しませんか。できるだけ多くの皆様に集まって頂き楽しんで頂けるよう、幹事一同工夫をこらしお待ち申し上げております。

万障お繰り合わせの上、是非ご出席賜りますようお願い申し上げます。

開催日:2002年10月5日(土)午後6時(受付開始5時30分)

開催会場:帝国ホテル大阪23F 「ペガサスの間」Tel :06-6881-1111

大阪市北区天満橋1-8-50 JR桜ノ宮駅より徒歩5分

会 費:男性:15,000円 女性:12,000円

連絡先:cuara003@occn.zaq.ne.jp

出欠のお返事は9月5日までにお願い申し上げます。

幹事:岡本安明,奥田一臣,橋本将利,岡本和代,松本暁子

偕追会(小61期・中・高4期)同窓会 2002年10月5日

同窓会予定ひさしぶりにホームカミングして顔あわせしましょう!!北口先生、野々村先生(現藤田)、平見先生もお越しくださる予定です。大手前学舎に集合、小椋教頭先生、R。スコット先生がお迎えくださいます。

開催日:2002年10月5日16時

開催会場:大手前学舎・ドーンセンター・ゆいまーる

幹事:平野・堀切・康・北村・青地

連絡先:aochi@cc.e-mansion.com

賛助金のお願い

山桜会では、会員の皆様に賛助金のご協力を平成6年よりお願いしてまいりました。

本年度におきましても多数の方々のご協力を得て、順調に推移しております。
この賛助金を山桜会の運営に有効に使わせていただき、 より一層活発な山桜会として
頑張って参りますので宜しくお願いいたします。 (財務委員会)

賛助金1口 2000円 より お近くの郵便局で払込をお願いします。
お振込み先 加入者名:山桜会 払込口座番号:00990 1 072484
お振込み頂く前に、山桜会事務局まで
○会員番号 (封筒の6桁の数字)
○学校名 卒業期
○口数 をお知らせください。

払込用紙の通信欄にもご記入をお願いいたします。

振替用紙

振替用紙

劇場にようこそ 追手門学院小学校 音楽科 有元 正人

卒業生の皆さん お元気でお過ごしでしょうか?それぞれの分野でご活躍のことと思います。 早いもので、勤め始めてから、14年目になります。現在は、114期の6年生と118期の2年生の音楽を教えています。

皆さんとの最初の出会いは、勤め始める1年前の劇鑑賞会の時の事です。昭和63年の6月7日、場所は森ノ宮ピロティホール。演目は「サウンド オブ ミュージック」私はトラップ大佐の役で出演していました。初めの台詞は「おはよう、リーズル。実はお前に一つ尋ねたいことがあるのだが・・・?」でした。皆さんは、規律正しく、きちんと座って、目を輝かせて聴き入ってくれていたことを今でも思い出します。

先日(8月6日)に、ジョイントリサイタルを致しました。日本歌曲を沢山歌いました。来年の3月には創作オペラ「源氏物語」で桐壺役をNHKの大阪ホールに出演し、6月にはモーツァルトのオペラ「フィガロの結婚」でタイトルロールのフィガロ役で出演します。この公演は原語上演(イタリア語)です。これから地道な練習を積み重ねてゆかないと、舞台には立てません。

音楽を仕事にしているとつくづく思うことがあります。何年経っても勉強の連続です。いつも楽譜の向こうにある世界、その素晴らしい世界をお客様の前に披露するために・・・・演奏家は待っています、目を輝かせて聴き入ってくださるお客様を・・・劇場の舞台の上で・・・・・

私のホームページで演奏会の様子や合唱の楽しさなどをご覧ください。

http://www004.upp.so-net.ne.jp/masatari/

下の写真は、先日のリサイタルの一コマです。

追手門学院小学校 音楽科 有元 正人

追手門学院小学校 音楽科 有元 正人

2002年9月24日

ウナギ 追手門学院大手前中・高等学校 校長 亀井 哲夫

追手門学院大手前中・高等学校  校長 亀井 哲夫

追手門学院大手前中・高等学校  校長 亀井 哲夫

ここ数年来、 ウナギ料理が好きで、 全国各地で食べています。

ウナギ料理といえば、 関東風の背開きで蒸を入れて焼くタイプ、 関西風の腹開きで地焼きタイプ、 そして名古屋を中心としたひつまぶしがあります。

東京では 「野田岩」、 大阪では 「紫藤」、 「網ひこ」、 ひつまぶしでは三重県関の 「初音」 が気に入っています。

関東ではイカダと称して筏を組んだ様にウナギをびっしりと敷詰めたボリュームたっぷりの商品があります。

ロイヤルホテルの地下にある 「東京竹葉亭」 にはその雰囲気を伝える名品イカダがあります。 一本の蒲焼ではなく、 小ぶりのウナギ二本の蒲焼です。 二本というところがイカダの名残りを伝えています。

先日、 NHKの 「ヨーロッパ食材紀行 イギリス」 という番組をみていてショックを受けました。 ロンドンのイーストエンドでは、 テムズ川のウナギを使ったウナギのゼリーとパイが有名だというのです。

ウナギをぶつ切りにして骨を抜いて使っているのです。 ヨーロッパではウナギの燻製があることは知っていましたが、 ロンドンにこういったウナギの名物料理があるとはショックでした。

もう一つ今気になっているのが青ウナギというウナギです。 その名前は福岡県筑紫川河口、 四万十川河口、 岡山県児島湾の3ケ所で聞いていました。

普通のウナギと違って、 背が空のように青いというのです。 そして味は絶品だといいます。 なかなか手に入らないということで、 いまだ食べていません。

ところが福井県の三方湖でとれるウナギで細口青鰻というのがあって、 それを食べさせるいい店が三方湖の近くにあるといいう話を聞きました。

ぜひ行ってみたいと思っています。

ウナギや川魚のついておいしい話があればお知らせください。

2002年9月6日

市川洋先生(画家)が帰国、主要都市にて個展開催

追手門学院高校元恩師の市川先生がフランスより帰国し、(山桜会会報59号にも掲載)個展を開催 されます。先生は自ら考案された『可変絵画』(写真掲載)で「無限に変化する、ヨウ・イチカワの絵画」と言われフランスでは、数々の賞を取れています、是非この機会にお近くのギャラリーに足をお運び下さい。

プロフィール

1929年広島県府中市に生まれる。

1956年京都美術大学(現京都芸術大学)日本画科卒業。 同専攻科終了。

1956年(昭和31年)追手門学院高等部・美術講師就任。日展・京展などで活躍後

1966年渡仏。

以来、数々の国際的な賞を獲得。パリ市文化省より芸術活動に対する援助金を支給される。欧州各国の美術展に出展。5年毎に日本主要都市にて個展を開催。

2002年9月1日(日)~9月7日(土) 楓ギャラリーにて

楓ギャラリー

楓ギャラリー

時間:12:00~19:00(7日は17時まで)

作家在廊日:9/1,2,3,4,5,6,7

9月2日18時よりささやかなパーティーを開きます。どうぞおこしください。

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改革への取り組みと近況報告 大手前中・高  横井 貞弘

前回のHPでも報告させて戴きましましたが、現在、本校では様々な分野で教育改革が進行しています。その一つの例であるインタ-ンシップについて紹介させていいただきます。全体としては本井先生がふれられると思いますが、私が担当している講座は弁護士体験と音楽体験です。前者の方は前にも紹介した様に、本会の会長でもある川原氏(14期生)にお願いしていますが、音楽体験は同じく同級生の吉川裕之氏に担当してもらっています。

彼は高校在学中は吹奏楽部でトランペットを吹いていましたが、大学中よりサウス・サイド・ジャズバンドを結成してクラリネット奏者として世界を相手にジャズのプロ活動しています。その一方で音楽事務所をマネ-ジメントして、様々な音楽活動を行っておられます。

その体験をもとに本校高校生にインタ-ンシップの講師として、生徒達に様々な音楽体験を指導されています。最近も難波にオ-プンした港間リバ-プレイスで、港町ストリ-トミュ-ジックコンテスト(主催 大阪市、後援 f m osaka)を企画されました。このイベントを運営者側より、生徒達と共に作り上げて行く体験を行いました。暑い最中、朝から夜まで会場設営やパンフレット配布、コンテスト進行に関わる裏方の応援を生徒達は一生懸命働きました。普段の学校生活ではとても経験出来ない内容でした。

最近、体験学習として一般の学校でも色々な企画が行われていますが、その学習とは異なり、もっと幅広く奥行きのある内容を秘めていると考えています。この経験をもとに、生徒達が世界に羽ばたいてくれれば指導者共々教師冥利に尽きると思います。これからも卒業生諸兄の応援をお願い申し上げます。

これとは別にクラブ活動(物理化学部)の方でも、従来やらなかった事に挑戦しています。わがクラブは実験室での活動が主で,どちらかと言えばマイナ-なクラブと見られていました。何か面白いテ-マと思っていましたが、数年前よりペットボトルを使った水ロケットに取り組みましたところ、ぐんぐん引き込まれる生徒が出てきました。技術的にもレベルが上がってくれにつれ、ロケットは校舎の外まで飛んでいくようになりました。

そこで自然観察のフィ-ルドワ-クを兼ねて、信州、黒姫高原・野尻湖一帯で合宿を行うことになりました。この合宿にはOB(44期 北原、50期 橋本君)も応援してくれています。昼はロケット打ち上げ・昆虫採集、夜は天文台を訪問したり大自然の中で生徒達と一緒に活動しました。

大手前中・高  横井 貞弘

大手前中・高  横井 貞弘

大手前中・高  横井 貞弘

大手前中・高  横井 貞弘

2002年8月27日