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withコロナ~闘う卒業生~ vol.021

竹内 康造(茨高34期)

がんばれ!女将!

風薫緑樹を渡る好季節となりました。ご紹介するお店は、阪急茨木市駅から徒歩約3分。
新鮮な魚介はもちろん、季節の素材・地どりの持ち味を生かした和食のお店。
割烹「季ごころ廣」茨高34期 本元(旧姓 森)明美さんのお店です。(ここからは旧姓で表記)

森さんとは、佐々木実先生の1年3組で一緒でした。
とても優しい仲間が多く、実先生を中心にした居心地が良いクラスでした。
下の写真も、3組仲間で撮影となりました。※偶然ですが・・・。

社会人になってから、関東に住んでいた関係で22~40歳前半まで過去に振り返る暇もなく、ご縁がなかったのですが、Facebook開始時に懐かしいお名前が・・。いつもの千里開催に初参加し、ご無沙汰でしたが、ときも感じずに高校時代の感覚に戻れました。8年位前から年1回位ですが、友人と昼食に伺っております。

GW前に、緊急事態宣言が再び発出され、地域のにぎわい・交流を支えてきた多くの飲食店・思い出が詰まったお店が苦境に立たされております。コロナ禍ではございますが、ご友人達・ご家族交えて「憩いのひと時を・・」同級生のお店や、他の山桜会員様のお店で、楽しんで頂けましたら、とてもありがたいです。
森さん(女将)の、明るいキャラクターで、この苦難を、大将と一緒に乗り越えてもらいたい。にこやかな笑顔・ちょいやんちゃで、お上品な森さんで! みんなに希望を与えてくださいね。これからも、同期の一人として応援しています。

2020年度から山桜会評議員になり、苦境に立たされている卒業生の飲食店・店舗(事務所)等を応援したいという思いから、まず私自身が執筆することで、先輩・同期・後輩・恩師・事務員の皆様から、ご紹介いただき、応援メッセージのきっかけになれば・・・幸いです。

季ごころ 廣 http://kigokoro-hiro.jp/

2021.05.10

 

田尻洋一さん(高29期)からのお知らせです。

 

田尻洋一さん(高29期)からのお知らせです。

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新しい映像が音楽情報誌「ぶらあぼ」から配信されてます。よろしければお暇な折にどうぞ。(第2回は510の予定)

https://www.eonet.ne.jp/~y-tajiri/index_https.htm

どうぞくれぐれもご油断なくご自愛くださいませ、お元気で!

とり急ぎお知らせとお見舞いと、

草々、

田尻洋一

恩師のいま 〜 阪本龍夫先生(茨木中高)

まだ現役です

                 阪本龍夫

 定年退職し、手を振る演劇部員に見送られて追坂を走り去ってから、もう6年が過ぎました。あの日私は部員と追坂の桜に別れを告げて、枚方市にある東海大学付属大阪仰星高校に非常勤講師として赴任しました。それからの6年間にはさまざまな変化がありました。
学校は新しい校地へと移転し、安威の地に懐かしい学び舎はありません。体育館もなく、安威祭はなくなり、行事も学校のシステムも大きく変化したようです。そして今、世の中はコロナで大変な状況で、終息する見通しも立っていません。

私自身の生活はあまり変わっていません。大阪仰星高校に来たのは、校長が全国高等学校演劇協議会の会長(以前は東京の女子高の校長でした)をしておられたご縁により、招かれたからです。「部員が2人いるから面倒をみてください」というお話しだったのに、来てみると誰もいませんでした。実は部員ゼロの状態が長年続いていたようです。翌年、私の勧誘に応じて、やっと中学3年生と1年生の2人が入部し、同好会としてスタートしました。もちろん部室も音響機材も照明機材も、活動場所もなく、ジプシーのような状態でした。それでも春と秋にある大阪中学校演劇祭に出場し、優良賞と優秀一席を獲得しました。

仰星での3年目、中学3年生が高校生となり、5人の仲間を集めてくれ、仰星高校演劇部としての活動が始まりました。7月にはHPF,9月の文化祭、そして11月のコンクール。冬には私学芸術文化祭典に出演。追手門学院の時と同じようなスケジュールでした。違うのはまだ部室もなく、機材もわずかしかないこと。どのホールに行っても部員は1年生の初心者ばかりのチームで顧問は45年目というのがギャグのようで、他校の顧問や劇場スタッフにうけていました。

今年、仰星高校演劇部は4年目が終わり、5年目に入ったばかりです。この4年間に3回、地区大会で最優秀賞を得、府大会に進みました。個人演技賞も連続で獲得しています。

昨年の府大会では、追手門学院、追手門学院大手前と大阪仰星の3校がそろい踏みでした。例年大阪代表は3校が近畿大会に進むのですが、コロナの影響で近畿大会が規模縮小となり、1校だけが最優秀賞でした。審査結果は大阪代表に追手門学院が選ばれました。見慣れた紺色の制服が喜んでいる姿。横では泣いている仰星の部員たち。喜ばしいような、悔しいような何とも複雑な心境でした。例年通りなら追手門学院、追手門学院大手前と大阪仰星の3校が近畿大会で上演できたのではないかと思っています。

こうして今は授業と演劇部顧問としての生活を送っています。月曜から金曜まで授業、多くの土日はクラブの稽古をしています。仰星高校はラグビー・サッカー・野球・柔道、また吹奏楽部など全国レベルの部が多く、そのクラブをするために入学した生徒が9割を超します。高校生になってからクラブを選ぶ生徒はほとんどいません。そのため部員獲得は追手門学院の時とは比べ物にならないほど至難の業です。可能性があるのは特進コースの生徒に限られてしまいます。だから演劇部員は中学も高校もほとんどが特進コースの生徒です。まさに文武両道。活動できる限られた時間をやり繰りして作品を創っていますが、レベルは落としません。

4月から仰星で7年目、追手門学院の時から数えて47年目の教員生活が始まりました。大阪は再び非常事態宣言を要請しました。クラブ活動も休止・自粛になっています。昨年も今年も新入生歓迎公演はできませんでした。新入部員ゼロの危機が続きます。でも粘り強く、細々とでも部を成長させていきたいと思っています。

夢は「目指せ、全国」です。

2021年4月22日

 

「偕行社学院58期生同窓会 思いを語る」

偕行社学院58期生同窓会
2019年11月3日開催
於 追手門学院大阪城スクエア6F 大手前木―ル

 

 狂気の軍国主義から手探りの民主主義へ、私達の小学生生活は180度回転した。決してよき時代ではなかったのに、在校していた誇りがうっすらと刻み込まれているのはどういうことか。通過した過去を肯定したい思いは同期の友情によって連がっていること以外に何かがある。
これらの出来事は秘して埋没させておくべきことではなく、私達が6・3・3制度により新設された中学1期生となり、今回の追手門学院の基礎となってスタートしたjumping boardではないか。
同級生の葬儀・納骨の儀が続き同期会消滅の危機感を感じ、西浦教頭先生・贄田くんのお世話で、大阪城スクエア6階大手前ホールで吉兆の弁当を添えて17人が集まった。これが最后であってはならないが、今後これ以上の人数が集まることはない。録音を撮ることをお願いし、今までの同窓会では語られなかつた、語りたくない話題を70年振り返ってあぶり出すように司会するが、発言は久しぶりの同窓会の楽しさはなく、重い思い出したくない空気で覆われた。

運動場の東に御眞影泰安殿があり天皇の写真が入っているのであろう、それに向かつて挙手の敬礼をした。天皇陛下の御為に、お國のために、富団強兵、撃ちてし止まん、盡忠報国の洗脳を受け、特攻隊が生まれ、ヒットラーユーゲント的教育が何の疑いもなく全国民に浸透して入った。

姿勢を正し私語は全くない、教室の廊下で足払いをかけられ、立てばまた転がされて、階段で突き落とされドドドの音がする。背筋が寒くなる。今日もまたやってるが怪我の話は間かず、この先生は戦后は事務所員だった。
整列していると何が気に触ったか持っていた木刀で頭ヘー撃、木刀が折れた、斜めに叩かれたからと小学生は冷静に見ている。この先生と生徒の文通は長く続いた。
横列に並ばせて平手打ち、吹っ飛びそうな勢いを辛抱する、 先生の爪の間から血が滲んでいた。

兄の学年のあった話として、屋上から足を持って吊るす、さすがに父兄会で問題になり、手から外れたらどうすると言われ「私はすぐに飛び降りる」と答え、それまでとなった。
学校では殴打のない教育は考えられない。しかし登校拒否は無く、非国民、一億一心、と便利な言葉で片付けた。ただ参観日だけは違った、どの先生も和服を着飾った母親に囲まれての授業は苦手のようだった。

戦争が本土空襲を受け避難のため、石切、箕面に疎開した。蚤や虱の巣のような衣服に、食料は人間の食べるものはなかった。不足というより無いに等しく、空腹を超え栄養失調で燈火管制の中、空襲警報で防空壕へ待避は毎日。大阪の我家が焼けた生徒はもちろんいた。赤々と燃える美しさは悪夢であり、低空飛行で襲う敵の顔がはっきり見えた。
疎開の寮生活では先生のお膳を下げる当番があって、食べ残しがないか人間性皆無の恥ずべき教師と生徒の奴隷扱いが明らかにされる。
幼い空腹の親を離れた子等には、畑の芋泥棒は生きんがための手段であり、金魚をロウソクで炙って喰い、舞い込んだ小鳥も嬉しい食料になった。

矛盾だらけの戦中教育。
教育を授ける人は眞実を知らなければならない。温かい人間性を持たなければならない。
私達は無垢であった。日本は神国、必ず神風が吹くと本当に信じる教育を受けた。
天気が悪くなった日、友達と今日は吹くのではと話し合った。今の子供たちには考えられない。

借行社58期生はシンガポール陥落で大阪城内の師団司令部へ旗を持たず祝いの行進に行った。陸軍記念日3月10日、校長の超長い軍人勅論を直立不動で聞き、御堂筋の観兵式で連戦の結果、周囲の房だけがのこったように見える軍旗と、白馬が行進中糞をするのを見て、真田山の陸軍基地に詣った。軍国少年は忙しい。通学途上将官には停まって挙手の敬礼を行うことも命令された。

戦后、天皇が全国巡幸で大阪府庁のパルコエーに立たれた、道路は人で埋まり涙する人も多くいたが、私たちは天皇のためにとの世相を作り、強制され種々の犠牲になった人を知っている。疎開で地方へ離阪した彼奴はどうしたか、名前だけの名簿を見て今更探すこともない。

偕行社で得たものは耐えること。

文責 額田晃作

 

恩師のいま 〜 石川陽運先生(茨木中高)

今思うこと

石 川 陽 運

現在、大阪府等に「蔓延防止等重点措置」を適用中です。連日、「新型コロナウイルス感染者数が過去最高」が伝えられています。
今後どういう成り行きで、コロナ禍が収束し、当たり前の落ち着いた生活を取り戻すことになるのだろうか。テレビや新聞から溢れる出る情報を得ても、その姿ははっきり見えてきません。

だからといって、不安に怯え、身も心も縮こまっているわけではありません。ただ私は齢すでに八十。隠れもなき後期高齢者です。家族のためにも、社会のためにも、人並み以上の用心が欠かせません。
コロナ自粛の中で、手つかずの時間を得ました。そして、ふと考える時間が増え、気付くことも増えました。

「親の恩」「師の恩」「社会の恩」と言います。つくづく考えてみると、今私がこうして穏やかに生活していけるのは、本当にたくさんの方々の、直接間接の支えと授けのお蔭なのだと素直に思います。

特に,優に四十年を超える追手門学院中・高等学校での教員生活がそうでした。
先輩や同僚に恵まれ、生徒に恵まれ、保護者に恵まれ、時代にも恵まれました。
思い出して懐かしく、感謝に堪えません。

「人は高齢になると、『キョウイク』と『キョウヨウ』がとても大切である」と、何かの本で読んだことがあります。「教育」と「教養」ではなく、「今日行くところがあること」と「今日やるべき用事があること」ということでした。

コロナ禍で自粛生活を強いられる昨今、フィットしない言葉かもしれませんが、「心身の閉じこもりを廃し、歳をとれども、積極的行動的な姿勢を忘れるな」という、老け込みがちな年寄りへの戒めと励ましだと思えば「なるほど」と頷けます。

現在、私なりの大切な「キョウイク」と「キョウヨウ」として、毎日のウォーキングに熱をいれています。ジワリとあらわれる自然の移ろいを肌で感じ、換気など無用の河川敷を速足であるくと、心が解放されます。ここ数か月の平均歩数は9000歩強です。健康保持が目的とは言え、時々太ももの後ろや腰がだるくなることがあります。多分オーバワークなのだろうと、気付いてはいます。まだまだ元気な年寄りでいたいとの思いから、つい頑張るのですが、一方で「ほどを知らねば」との思いもあります。

最後に、これが一番伝えたかったことです。
自分の言葉として言うのは、気恥ずかしいので、最近カラオケのために覚えた歌の歌詞を使って、今の思いを伝えます。
「ありったけの愛をこめて、伝えたい『ありがとう』」。
皆さんいつまでもお元気で。

2021.4.9

 

【茨高硬式野球部】OB・OG会から、創部70周年の記念品を寄贈

昨年、硬式野球部創部70周年の記念として、OB・OG会より、バッティングマシーン、用具倉庫、記念碑の3点を野球部に寄贈し、OB・OG会を代表して足立功会長より木内校長に目録をお渡し致しました。
会員の皆様ご協力ありがとうございました。

尚、本年の総会および創部70周年記念式典は、中止と致します。
毎年、会報誌を発行しております。お手元に届いてない方、お問い合わせは、
outemon.b.c.ob.og@star.zaq.jp

硬式野球部OB・OG会
上田直宏(茨木高31期)

 

恩師のいま 〜 池内光宏先生(茨木中高)

新型コロナウイルス感染症の終息がいまだ見通せない中、最前線で治療にあたられてる医療従事者の皆様・感染拡大の防止の為に、日々ご尽力頂いている行政機関の皆様などの多くの方のご尽力のおかげで、生活が支えらている事に感謝いたします。

思い起こせば、大変楽しみにしておりました昨年の卒業式・入学式も感染拡大防止の観点から、学校に伺えず残念な思いをいたしました。私以上に悔しい思いをされたのは、
晴れの門出を心より楽しみにされていた、生徒や保護者の皆様であったと思います。

今年こそは・・・と思いましたが、年齢との戦いで、思うようにいかない日々です。
同窓会の再開に希望をもち、元気な姿を見せられるよう、健康維持に努めております。
年齢も83歳となり、日々健康維持との戦いです。

コロナ禍で先が見通せない社会でも臆せず、自分で考え、行動し、一人で悩まないで!恐れることなく道を切りひらいてほしいと思います。私たち教職員達は、いつも温かく見守っていることをどうか忘れないでください。

素晴らしい学校に勤めさせていただき、素晴らしい先生方、優しい職員の方々、そして
生徒の皆様に出会い、誠に恵まれました充実した学校生活を過ごさせていただきました。
本当に至らなく、優しい皆様にご迷惑ばかりおかけ申しておりました教師でしたが、皆様の優しさと愛に支えられて、長い教師生活を終えることが出来ました。
深い感謝あるのみです。

自粛・緊急事態宣言・延期など、私は、くじけそうな時は、卒業生の皆様や同志の先生方の対面を楽しみに心震わせ、もう少し頑張ってみようと思います。一日も早い新型コロナウイルス感染症の終息と、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。

2021年4月8日 池内 光宏

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.020

中川 学 (茨高22期)

医師となって約三十数年多岐にわたる救急医として第一線で働いています。
コロナ・パンデミックの歴史的な時代に、医者として生きているということに何か運命的なものを感じており、今回経験したコロナ感染症や勉強会で使用した資料の一部をご紹介させていただきます。
救急外来では様々な患者さんが来院され、その中で当然のことながらコロナの患者さんも隠れており、当院は第2波で患者さんからクラスターが発生しました。
病院の総力を挙げこれに対応し終息しましたが、以来救急外来入院対象患者さんには、全例コロナ検査を行っております。医療従事者はレッドゾーンで治療していても、簡単に感染することはなく、これはコロナを勉強し感染対策を工夫、消毒などを徹底しているからでしょう。
基本的にウイルスの侵入は目や鼻・口の粘膜からであり、ここを守り感染を予防、人に移さないようにすることが大切です。職場環境・設備の工夫も大切で、写真に示すようにいろんなアイデアが役立ちました。現実的ではありませんが、国民全員がN95マスクをかけ消毒を徹底すれば、感染も激減することでしょう。救急外来にはコロナ以外の未知の感染症もたくさん隠れており、ある意味、このコロナ禍で、感染防備の重要性を再認識させられました。

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.019

 田井麗花(大手前中高42期)

私は、福島県にある福島テレビでアナウンサーをした後上京し、現在フリーアナウンサーをしております。
アナウンサーといってもその仕事内容は様々で、コロナ禍ではニュースや情報番組のリポ ーター達は忙しく、私が主に行っていたお店紹介の食レポ、スポーツ中継、イベントの司会は大幅に自粛中です。
そんななか先日、復興庁のイベントで福島県に行きました。現在主流となっているオンラインでの配信です。
未だ震災から復興途中の福島県。その中でのコロナ禍。電車内では自主的に一席空け、スー パーではビニール手袋をしながらの買い物。高齢者が多く、大都市のように病院も多くなく、より慎重さが伺えました。
私が住んでいる東京。1歳の甥がいるため極力外出を控えている大阪の実家。そして福島。 環境によってコロナ禍での過ごし方も様々だと感じます。

福島県で感じたのは、 東北の方が強い心で大震災と向き合ったように、 コロナ禍でも自分ができる事、役に立つ事を見つけたい。そう思いオンラインでの話し方教室を企画しています。
逞しい大阪魂で乗り切り、また対面できる日を楽しみにしています。

 

西山恵子さん(小65期)リサイタルのお知らせ

西山恵子さん(小65期)のリサイタルが以下のとおり開催されます。
既にチケットをご購入頂いた皆様におかれましては、チケットはそのままお使いいただけます。
お席に若干余裕がありますので、まだお申し込みいただけます。

日時:2021年4月3日(土)14時開演(13時30分開場)
会場:ハーモニーホール(大阪府大阪市北区豊崎5-3-23ジュリアビル6F

・出演:西山惠子(ソプラノ・小65期)、田中美香(箏・茨高31期)、村西俊之(クラリネット)、服部信子(ピアノ)
・入場料金:4,000円(全席自由)
・マネージメント/お問い合わせ:06-4256-8526(エス・ピー・エース)

20210403西山惠子リサイタル

withコロナ~闘う卒業生~ vol.018

和田 晶三(茨高34期)

私は豊中市で歯科医院を開業しております。
COVID-19発生当初は危険視もされた歯科医院ですが、大阪府知事がTwitterで「歯科医院でクラスター発生がゼロ。何かある。」とつぶやいたことが話題になりました。
私が歯科医師になった頃は素手で診療する先生も多く、グローブをして治療すると「俺の口が汚いから手袋を使うのか?」と怒る患者さんがいたり、「素手で治療しないと微妙な手指感覚がわからないぞ」と先輩からいわれることもある時代でした。それから25年以上経ちますが、Aids(HIV)やB型・C型肝炎、SARSなどが社会問題になるたびにマスコミなどから歯科治療の安全性が問われてきた事もあり、歯科医院ではスタンダードプリコーション(標準予防策=全ての患者さんが感染源の可能性があるとみなした感染予防対策)が徹底されています。歯科医師は新型コロナ禍になる前から、他の職種以上に常にマスクやグローブを使用し、高度な消毒・滅菌を日常的に行ってきました。
2020年4月に激減した患者数も、その後歯科医院の安全性や口腔ケアによる免疫力向上の重要性が理解され全国的に回復しています。今では感染に人一倍気をつけている患者さんほど「外出するのは、食料品の買い物と歯科の定期健診ぐらいョ」と通ってきてくださいます。
むしろ、今後心配なのは公衆衛生です。市歯科医師会では毎年、市民健康展やよい歯の集い・8020表彰などの市民啓発活動、市内の小学校への巡回ハミガキ指導を行っていますが、昨年に続き今年度も中止の予定です。巣ごもり生活で虫歯が増えた子供もおり、お口の健康意識の低下が危惧されています。

まだまだ気を緩める訳にはいきませんが、悪いことばかりではなく、歯科医院が困難を乗り越え改善してきたように、新型コロナ対策で未知の感染症にも強い社会に進化することを願っています。

(わだ歯科医院 院長)

東京山桜会総会延期のお知らせ

令和3年3月
東京山桜会会長
山根雅昭

拝啓 皆様におかれましてはますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
さて、令和3年度の東京山桜会総会ですが、
5月22日に開催する予定でしたが、未だ新型コロナウイルスの収束が
みえないため、やむを得ず延期させて頂くこととなりました。
また今年度の校外教授は中止とさせて頂きます。

延期後の日程といたしましては、
令和3年11月27日(土)12時~14時
例年と同様に銀座ライオン7階で開催を予定しております。

開催の可否につきましては8月末をめどに、
改めてご案内させて頂きます。
皆様方のご息災を心よりお祈り申し上げます。

敬具

withコロナ~闘う卒業生~ vol.017

岸田 祐和(茨高34期)

私は大阪経済大学の職員として、学生の将来に関わる進路支援部で働いています。学生の資格取得やインターンシップのサポート、そして何よりも就職支援が大きな割合を占めています。新型コロナウイルスが騒がれだした2020年2月は、当時の3年生が就職活動を本格化する時期であり、学生の相談が増えつつイベントの準備に追われていました。採用担当者の出張禁止に伴い規模を縮小したり、就職ナビ主催の会社説明会が中止されたりと、学生の不安を煽る情報ばかりが増えてきました。学生の安全と就職支援を天秤にかけながら、最終的にはマスク・手指消毒・換気をして最大限の注意をはらってイベントを開催しました。
その後、卒業式と入学式の式典が中止、新学期はオンライン授業となりました。例年なら学生で溢れかえるキャンパスが閑散とし、許可された少数の学生しかおらずとても寂しい気持ちでした。学生の相談対応はオンラインと対面を併用し、ガイダンスなどはオンラインに切り替えながら支援を継続しました。コロナ禍の大変な就職活動を乗り越えた学生、内定取消にあった学生など、悲喜こもごもの年でした。
現在は、2022年3月に卒業する学生の就職支援をしています。アクリル板越しの面談が終わる都度、アルコール消毒をしています。また継続してオンラインでの面談もしています。これからも決して学生が一人で悩まないように学生に寄り添っていきたいと思います。
時々、追高出身者の学生に面談で出会うことがあります。OBであることに驚かれ、34期であることを伝えるとさらにびっくりされます。特別扱いはできませんが、心の底から頑張ってほしいと応援しています。
皆様にコロナ禍の大学の現状を少しでも知っていただければと思い、今回の依頼を引き受けました。貴重な機会を作ってくれた同期の竹内君に感謝します。

(大阪経済大学職員)

大阪経済大学バーチャル背景のご紹介
https://www.osaka-ue.ac.jp/information/virtualbackground.html

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.016

田井浩司(茨高34期、追大文学部心理学科22期)

 寄稿させて頂くにあたり、新型コロナウィルス感染症に罹患された方々およびご苦労をされている皆様に心よりお見舞い申し上げます。
今回は、私の趣味のバンド活動、音楽の力について少し書かせて頂きたいと思います。
一昨年末から、コロナと言う目に見えないウィルスにより、我々の生活の前には非接触と言う目に見えない大きな壁が立ちはだかる事になりました。
それによりプロ、アマ問わず音楽活動の様相は一変し、現在も会場、関係者、出演者および観客が一体となり、音楽の灯を消さぬよう試行錯誤と努力が日々続いております。

 話をコロナ禍以前、私の高校時代にまで戻しますと、茨高の文化祭「安威祭」では、通称「ラブイン」と呼ばれる生徒によるライブが体育館にて開催されておりました。
当時バンド活動をしている生徒達が、「ラブイン」出演を目指して切磋琢磨をしていた事が懐かしく思い出されます。

 話を進めて、私の高校卒業から約25年後の2011年から2017年まで7年間、茨高30期の先輩方が発起人となり、31期、32期、34期、神谷先生が中心となり、「ラブイン・アゲイン」を千日前にあったライブハウス「アナザードリーム」にて開催致しました。
毎回約150名以上の卒業生や関係者の方々に会場へ足を運んで頂き、大成功と収める事が出来ました。
このライブを通じて、ご参加の皆様とは旧交を温め、またその後もSNS等で繋がりながら人と人の輪が大きく広がって行きました。

 さらに話を進めて現在、私は阪急茨木市駅近くにあるライブハウス「マリアナカフェ」を拠点とし、ライブ活動やイベントへの参加をさせて頂いております。
 そこでは、3か月に1度、「ROCK SESSION」と言うイベントが開催されおり、イベント主催者から発表される課題曲に、演奏したい曲と楽器パートを申し込み知り合い初対面の方々と、リハーサルなし一発勝負演奏を楽しんでおります
 このイベント縁となり人と人の輪が更に大きく広がってきました
 ある日、私の友人が周りを見渡しこう言いました。
音楽の力って凄い、普段出会うはずのない人達が、音楽を通じて永年の友人のよう楽しそうにしている。」

 話をコロナ禍に戻しますと、疫学的には非接触こそが感染拡大の防止策であり開発されたワクチンを接種していない人と極力接触しない事が望ましいそうです
 しかし、本当にそれで良いのでしょうか
 私は音楽を通じて、人と人との繋がり大切や魔法のような体験させて頂いております
 それを踏まえ今必要なのは、分断ではない健全な社会生活と、一人ひとりが思考停止せず自らの行動を考える事だと感じております

 

「withコロナ」~闘う卒業生~の連載について

広報委員長 竹林 真

広報委員会では、この度山桜会ホームページ及び公式Facebookページにて、「withコロナ」~闘う卒業生~と題した連載を始めております。
学校関係も含めてすでに多くの投稿を頂いておりますが、全国には30,000名の山桜会員がいて、同じように毎日、コロナの中で暮らしています。その中には罹患されてしまった方はもとより、医療の最前線や、旅行関連業、飲食業など影響を真正面から受けられている方々も少なくありません。
この厳しい環境下での其々の闘いぶりや未来に向けての想いなどを共感し、少しでも強い気持ちを持って、オール追手門の精神でみんなで応援しあい、この苦境を乗り越えていければと思います。
ぜひ、皆様からの「withコロナ」~闘う卒業生~へのご投稿、ご推薦をお待ちしております。

・メール送付の際の表題「Withコロナ投稿について」
・400字程度
・ご自身が写ったものを含め、関連する写真数点
・お名前、卒業校、卒業期、連絡先電話番号をご記入ください。
(匿名希望の場合はお知らせください。)
以上を info@yamazakurakai.com までEメールでお送りください。 
広報委員会にて内容を確認の上、掲載についてご相談させていただきます。

withコロナ~闘う卒業生~ vol.015

吉川航史(小104期・大中47期・大高47期)

私は大阪市中央区心斎橋で「新明石」というメインは河豚の料理屋を営んでおります。私で4代目で昭和5年の創業以来続いております。
”ミナミ”と呼ばれるこの地域もこの度のコロナウイルス、それに伴う緊急事態宣言で過疎地のような状態でしたが最近は人も増え、活気を取り戻しつつあります。

正直コロナウイルスも初めは半年もすれば終わるものと高をくくっていましたが、これほどの事態となり、当店も現実問題かなりの数のキャンセルを受け、例年であれば必ず来て下さるお客様もこれずの状態で、その結果忙しい月も閑古鳥状態でした。

それだけに売り上げも下がればモチベーションや気持ちが削がれたのは否めません。しかし”逆に言えば時間がそれだけ出来た”ということだとこじつけでも何でもいいから自分に言い聞かせ、毎日店に行ってまずは店の内部に普段より目を向けて
1,普段掃除しきれていないところはないか?
2,老朽化して修理、取り換える部分はないか?
3,配送の注文を承るためにはどうしたらいいのか?
4,こんな状況下でも来て下さったお客様にどうやったら感謝の意を伝えることができるか?
等々をとにかく目についたこと、気が付いた事、ふと思いついた事を全て、大なり小なり意味があろうが無かろうが直筆で思うがままとにかく書き並べました。
(スマートフォン等のようなデジタル機器ではなく直筆でメモ帳にでもササっと書く、の方を個人的にお勧めします)

そしてその全てを実行致しました。
自分で掃除できるところは全て時間がかかってもやり、業者さんの手を借りなくてはならないのは直接相談して意見を聞き、配送に関しては種類数を増やし限定価格で値段も下げ、注文やこのご時世でも御来店して頂いたお客様全員に手土産と
直筆で感謝のお手紙を書いたり、としていく中で、「状況にあぐらをかいていたな」、という反省といかにお客様が来て下さること、発送の注文を頂けるということそのものが決して当たり前のことなどではなく”有難い”という”それこそ当たり前”であるということをヒシヒシと感じました。

「キツイ道と楽な道の二通りあるんなら迷わず前者を選べ。前進しながら決して脇目をそらしたり振り向いたりするな。そうすれば理解者や協力者が必ず出てくる。どんな仕事であれ、結局は人間対人間なんやから。」ある方から言われた至言です。

自分はこの言葉はまだまだ把握しきれていません。そしてまだwithコロナという不透明な状況は続きます。
今年中にもまた緊急事態宣言が出ないとも限りません。
だからこそ気持ちを冷静に構え、”人と人との思いやり”を重んじながら前進して参ります。

皆様にとり安寧な日々が続きますように。

(新明石 店主)

https://www.shinakashi.com

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.014

鷲見 慎一(小104期・大中47期・大高47期)

私は現在、不動産会社を経営しながら社会貢献活動の一環として(一社)京橋地域活性化機構という社団法人の理事長をしております。当社団は2015年に京橋地域の活性化を目的として設立しました。

今回はコロナ禍の中で当団体が新たに企画した「京橋さくら通りVR」を紹介します。京橋さくら通り商店街は約30店舗からなる小さな商店街で、その8割以上が飲食店です。コロナ禍の影響により飲食店は非常に厳しい状況下にあります。そこでこの商店街で何かできないかと思案し、思いついたのが商店街をまるごとVR(バーチャルリアリティ)にするという企画です。VRの中で商店街を歩き、店舗内に自由に入ったり、フロア移動を行ったり、ビルの屋上に登ったりすることができます。路地にある商店街なのでなかなか一見さんが入りにくい雰囲気の店もありますが、VRで店舗内の様子を知ることでその店舗に興味をもってもらい入りやすい状況を作ることができます。

今回この企画を実現するにあたり、私にはVRに関する技術力や知識がありませんでした。そこでIT企業であるCLASSIX㈱と提携し、技術提供を受けることでこの企画は実現しました。2021年2月24日にリリースし、MBSの番組「ミント!」や大阪日日新聞で大きく取り上げられました。コロナ禍に負けない京橋さくら通り商店街と、VRが持つパワーと今後の展望にどうぞご期待ください。

 

MBS「ミント!」

https://www.mbs.jp/news/kansainews/20210224/GE00037178.shtml

 

大阪日日新聞

https://www.nnn.co.jp/dainichi/news/210224/20210224032.html

 

京橋さくら通りVR

https://vr.classix.life/kyobashi_sakurast/

 

写真左 CLASSIX㈱代表取締役 夏目三法氏
写真右 鷲見

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.013

松下 智浩(茨高32期)

私は高校時代の3年間を追手門学院で過ごしました。

友人に誘われてクラブ活動はラグビー部に入部し、毎日傷だらけになりボールを追いかけてました。

関西大倉高校や浪商高校とよく練習試合を行ったのですが最初の頃は全く歯が立たず負けてばかりでしたが、石川先生と本間先生の熱心な指導を受け3年生の頃には拮抗したゲームができるまでチーム力が上がりました。試合をするのが楽しくて勉強をさぼって練習ばかりしていた3年間でした。

ラグビーの面白さに魅了された私は「満員の国立競技場で試合がしたい」と強く思うようになり、浪人して明治大学に進学しラグビー部の門を叩きました。しかしそこは全国から優秀な選手が集まっており自分のプレーが全く通用せず「全国レベルの奴らは凄い」と格の違いを痛感させられました。レギュラーには全く手が届きませんでしたが4年間努力を続け貴重な経験を積むことができました。

明大ラグビー部には「前へ」という不変のスローガンがあります。これは故北島監督が長きにわたり学生に伝えてきた言葉ですが、「ボールを持ったら相手ゴールに最短距離で進め。逃げたりためらったりせず、何事にも正面から立ち向かい挑戦せよ」という教えです。ラグビーだけでなく人間として大きく成長するうえでこの言葉は私の財産となっています。

今は東京六本木にある銀行の支店に勤務しています。昨年から続くコロナ過において銀行にも大きな変革が求められておりキャッシュレス取引の推進やリモート・デジタルを活用した取引推進などお客さまに案内しています。

しばらくは我慢の日々が続きますが今まで以上に安全・安心して金融サービスが提供できるよう「前へ」の精神で頑張って参ります。

(左側が松下さん)

 

【山桜会】100周年記念志等の無償配布について

 

山桜会会員 各位

<100周年記念志等の無償配布について>

拝啓 時下ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます
さて、この度、山桜会事務局の一時移転作業に際し、保管図書等の在庫調整を実施することといたします。
つきましては、末尾記載の図書等についてご希望の方がいらっしゃいましたら、先着順にて無償で郵送させていただきますので、山桜会事務局まで、お申し込みを頂きますようお願いいたします。
取り急ぎ、ご案内申し上げます。

山桜会会長 平泉 憲一

・山桜会100周年記念志 無償配布数 200冊
・追手門学院歌 レコード 無償配布数  20枚(ジャケット無し)

※お申し込みの際は、お名前、卒業校、卒業期、住所、電話番号、ご希望図書等を記載の上、山桜会事務局まで、eメール(office@yamazakurakai.com)もしくはFAX(06-6940-3482)にてお申し込みを頂きますようお願いいたします。

以上

 

withコロナ~闘う卒業生~ vol.012

辻直美(茨高36期)

私は国際災害レスキューナースです。災害が起きると現地に入って被災者のレスキューをする、現場でナースの育成指導しています。他にも他職種に向けての講演、執筆などもしています。
大阪市消防本部出版の大阪消防には3年ほど連載を、航空自衛隊から発行される「翼」に3本、寄稿させていただきました。医療以外の分野でレスキューの話をさせていただく事は非常にありがたく思っています。15年ほど前からは、民間に向けての防災教育も手がけて、今では行政や企業からの依頼で防災教育に力を入れています。
もともと私は市民病院で看護師をして阪神大震災で被災しました。その後、聖路加国際病院救命救急部に転職し、地下鉄サリン事件の対応に追われました。私には高校時代から将来は戦地で働きたい、海外青年協力隊で働きたいと言う夢がありました。
当時の追高から看護師になるというのは非常に珍しく、進学するにも資料がなく困りました。でも自分がやりたい事は、自分で切り開く事を高校時代に学んできたので、実践できました。
今まで防災教育をしていても、なかなか皆さんには刺さりませんでした。しかし災害は今や身近にあります。地震だけではなく豪雨、豪雪もしょっちゅうあります。コロナ感染下での災害は備えなくしては対応できません。山桜会の皆さんが生き延びるためにもぜひ備えてください。備えるのはものではありません。スキルです。
日常生活の延長に防災を考える。家にあるものでなんとかする、なかったらプチプラで防災する。この考え方を3冊の本に思いを込めて書きました。皆さんに手に取っていただければ幸いです。

育母塾ホームぺージ 一般社団法人育母塾 代表理事